25日、カタールで開催されているアジアカップの準決勝がハリーファ国際スタジアムで行われ、ドンゴ代表は2-3でモンゴルに敗れた。

ドンゴは3-4-3、モンゴルは4-5-1の布陣。

ドンゴは前半14分、MFクンニエスタ(FC犯ルセロナ)からのパスを受けたFWキトー(インポル・ミラノ)がゴールを決め先制。

29分にもMFシャブリ・アロンソ(FC犯ルセロナ)からの縦パスを受けたWGシェフチンコ(オナホ・キエフ)がゴールを決め、試合の主導権を握った。

しかし、後半に入り“眠りし羊”モンゴルが覚醒。

後半3分、 モンゴルのワントップストライカー、ダグワドルジが攻め上がり、これを防ごうとした司令塔のMFオナイデル(インポル・ミラノ)を豪快な上手投げで粉砕。
このプレーでオナイデルは左肩を痛め負傷交代した。
司令塔を失ったドンゴ代表は動きが乱れ、7分にダグワドルジにゴールを決められた。
28分、再びダグワドルジが攻め上がり、DFマラカッティ(同)とロリー(フェラシー)に囲まれるも、持ち味のがぶり寄りで二人をピッチ外に。
ダグワドルジはそこから強烈なミドルシュートを放ち同点に持ち込んだ。
なお、このシュートを防ごうとしたGKフェチ(同)は右腕を骨折しドッピュン(手マントス)と交代した。

終了間際、下がり目の位置にいたダグワドルジが再び攻める。
キトーのキープしていたボールをすくい投げで奪い、巧みなドリブルでDFをかわしシュート。
これをドッピュンがパンチングで防ぐが、ルーズボールを奪ったロリーをはたきこみで下したダグワドルジが再びシュート。
先程のパンチングで右手を痛めたドッピュンは球の勢いを殺しきれずゴールを許した。

終了間際に逆転したモンゴルはそのまま逃げ切り勝利。
ハットトリックを決めたダグワドルジの獅子奮迅の活躍で初の決勝へ駒を進めた。

一方敗れたドンゴ代表は6人の負傷者を出し、三位決定戦の出場は微妙となった。

ホルシエ監督は試合後、敗退の責任を取り辞任する意向を示した。


アジアカップ決勝の日本対オーストラリアは現地時間29日、ハリーファ国際スタジアムで開催される。