【クローズアップ現在】
【第28回『性にルーズな若者達、危ぶまれる貞操観念』(第1回)】



('A`)「こんばんは、『クローズアップ現在』です」

('A`)「今回は『性にルーズな若者達、危ぶまれる貞操観念』を3回に分けて放送します」

('A`)「ネットに氾濫する性情報、現代の若者はかつてに比べるといとも簡単に性に関する情報を得ることができます」

('A`)「しかし、性に関する情報に触れる時間が長くなった分、貞操観念が希薄になってきているのです」

('A`)「『婚前交渉はしない』という昔からの常識が通用しなくなった今」

('A`)「若者達はどのような未来を迎えるのでしょうか」



(ナレーション)インターネットの急速な普及に伴い、様々な情報がネット上に氾濫した現代。

性的なマスメディアに触れる機会が昔に比べ格段と多くなった。

しかし、その分性への貞操観念が薄れ、「童貞は恥」 「処女は捨てろ」などの風潮が若者の間で広まっている。

1988年にドンゴ共和国(当時は自治区)で行われた調査では、男性の初性交経験平均年齢が29.7歳、女性が31.3歳だった。

しかし、昨年行われた調査では、男性が17.5歳、女性が16.3歳といずれも20年前に比べ10歳以上下がっていた。


若者達はこう語る。

A(14歳・男 声は変換してあります)「僕達の中ではやはりヤラハタは恥ずかしいという考えはありますね」

「中学2年にもなれば友人の中でも童貞を卒業したやつがちらほらいますよ」

「僕はまだですが高校時代には卒業したいですね」

先日初めて性交を経験したB(16歳・男)。彼はこう語る。

B(声は変換してあります)「非童貞であることが一種のステータスであると思いますね」

「正直20歳過ぎて童貞のやつは負け組だと思います」


しかし、卒業したくてもそれ自体が困難なものもいる。
C(29歳・男)は現在無職。
自宅に引きこもって生活する彼はこう語る。

C(生声でお送りしています)「童貞自体は卒業しようと思えばいつでも出来るんです。風俗に行けばいいし」

「しかし私は三次元の女には興味はないんです。二次元こそ至高」

「アニメキャラが相手なら卒業したいですが、そうでなければ無理にすることもないですね」

「まああと1年で魔法使いになるのでそれから考えればいいと思います」



('A`)「山積する課題、これから我々はどのような道を進んでいけばよいのでしょうか」

('A`)「お時間のほうがやってまいりました、次回の『クローズアップ現在』は第2回『宗教と性』をお送りします」

('A`)「では、スタジオから、さようなら」



【クローズアップ現在】
【制作・著作 DHK】
          終