昨夜、マッキーがプラハに向かって旅だった。
ひどく疲れた様子で『お母さんとこに泊まれば良かった』と呟いた。
私もそう願っていたが、大の父親っ子なので黙っていた。
父親に合わせて朝早く起き、10時には寝てしまう生活。
なにも出来なかった。
一緒にいても話すこともなく、話しても価値観が違い過ぎた。
ゆっくり出来て良かったんじゃない?
つまらなかったと言う。
お父さんは『先が長くないってばかり言うんだもん』
なるほどね、分かる気がする。
彼は『幸せにしてもらいたいタイプ』の人だから。
自分で幸せになろうとしないから。
マッキーは、『父親を幸せにしたい』と思っているのだ。
しかし、自分で幸せになろうとしない人を幸せにするのは難しい。
無力感で疲労したのだろう。
私と一緒だと、次の言葉が同じだったり、さもないことで笑う。
それは、マッキーが私に『幸せをくれる』からだ。
沢山、伝わってくる。
楽しくて笑う。
私は、別れた元夫を幸せに出来ないこと、知っている。
しかし、二十歳なっても地下鉄に乗れないほど、溺愛してくれた父親だ。
幸せにしてあげたいと思うのも、当然だろう。
マッキーにも、いつか気が付いて欲しい。
『自分で幸せになろうとしない人を、幸せにすることは出来ない』こと。
別れ際にまたハグをした。
『あなた自身が幸せにならないとね』
心の中で呟いた。