私は、まだ妹の家にいる。
『いつまでもいて欲しい』
妹の、悲痛な心の叫びが伝わる。

私も、限界に来ている。

皆が寝静まった深夜、外に出る。

『ヨダカ』を、繰り返し唄う。

夜空に翼広げ。

手を伸ばし、空を掴み、
切り裂き、胸にだく。

魂を絞るように
繰り返し
繰り返し

押し殺しても、流れる涙。
私が『助けて!』と
悲鳴をあげている。

妹を支えていたい!!
私の中が、少しずつ壊れてる。

切り分けの、上手い私が、
戦っている。

迷わない私が、迷ってる。
私もヒトだと自覚する。

流れた、涙のぶんだけ、頑張れるはず。

辛い。

自分を失い、漂い、悲痛に叫び続ける妹。

そんな、妹を見ているのは、もっと辛い。


無力さだけ感じる
痛い

どうすることも出来ないと、わかってる。

愛しい存在だからこそ、
迷う、痛い。