なみちゃんの葬儀が終わった。
朝一のバスで、迷うことなく行っても、集合時間に遅れた。
仙台は遠いと、つくづく思った。

ひつぎのなみちゃんは、とっても可愛かった。
小さいお顔、美人だなって、改めて思った。
触ったお顔は、冷たかったけど、『微笑み顔』だった。
あせあせしながら、デンファレの花をちぎり、お顔のまわりに飾った。
『なみちゃんのおほね、ピンクになるのよ♪』とか、お話ししながら。

棺が火葬装置に吸い込まれ、シャッターが閉まる時、わたしは『バイバイ』と手をふった。

ここまで頑張り続けた妹は、震えていた。
ギュッと左腕で、抱きしめ、大丈夫と伝える。

繊細な妹を、どれだけ頑張らせてしまったことか。
痛ましくてならない。

私の疲労は、薬が助けてくれる。

妹の疲労は、心身共に癒えるまで、吐き出させ受け止めるしかない。

『帰らないで』

不安でいっぱいの妹が、すがる様に懇願する。

なみちゃん、どうしようね。
優し過ぎて、ぼろぼろ。

私は、冷たいからまだ余力あるみたい。

もう少し、私が必要ね。