私は人に恵まれている。
私の好きなところを、好きになってくれる人。

殻に閉じこもって、悲しい時、遠くから見守ってくれる人。

心の中の氷を、溶かしてくれようとする人。

ひとりじゃないと、呪文を唱えてくれる人。

いつも、私の中にいる。

ぶれない私、くさいと思われても、気にしない。

私が幸福者でいられるのは、そんな人たちのおかげ。


両親から受けた、肉体的暴力、性的虐待。
差別、人格の無視、過酷な労働。

記憶喪失。

レイプ、ストーカー、自殺未遂。

自動車事故、川での溺れ、DV。

『殺す。』の声、生命の危機に怯える生活。

笑えるようなアクシデント、笑えないアクシデント。

数えきれない経験。

これら三面記事のような、
出来事に関わった人たちは、忘れ去ってしまっている。

選択を許されず、経験した私以外は。

これらの経験は、私にとって、不幸な出来事であるという認識の欠落。

幼児が体験するには、衝撃的すぎて、欠落したのだと言う。

淡々と語ることが出来るのは、欠落しているから。

事柄は忘れない。
でも、不幸とも思えない。
残ったのは『うつ』
理由のない恐怖。

欠落しているから、幸福者と思える。

欠落を修正すれば、うつの苦しみから解放されるかも知れない。

冷静と言う殻を使い、自分は強いと言い聞かせなければ、生きられない現実。

幸福者と思えるからこそ、戦える。

本当の私は、弱いから。