あの日
とんでもない災害の中
様々な気持ちで見られていた、星空。

忘れられない星空。

宇宙は地上の出来事には無頓着に、きれいに輝いていた。

泣けない苦しさの中、
『星がきれい!』と、
見とれていた。

砂粒の星に生きる私には、
無限に見えた。
今は消滅している輝きも、同じ輝きに見えた。

つゆと消える人とうまれて、無機質な空間を見てきれいと感じ、無機質な空間で自己の存在を求める。

『星がきれい』を聴かせる。
『僕も見ましたよ。』の一言が支えになった。

見たであろう無数の人々。
たったひとり、『見た』と私に伝えてくれたから。

受け取ることで、自分の存在を認識する。

何万回発信しても、認識は出来なかった。

好意がネギやキャベツに変わる世界。

心の動きでしか、笑えない私。

動かそうともがき、動けなくなる私。

後ろ姿の世界に長くいすぎた。