一瞬のことだった

目と目が刺すように
あった
からだを雷がとうり抜け
胸がどきどきして
止まらなくなった

その視線以外の
全てがなくなった

然し一瞬
澄んだ視線で私を
貫き
かろやかな跳躍で
森の奥へ消えた

もう2度と現れないと
言っていた空気

私は追いたかった
森の中迷い込み
追いたかった

何をしたかったのだろう
木陰にかくれ
息をひそめ
静かに同じ森の空気を吸い
そこにいたかった

ただ、静かに

いのち果てるまで。
プラリネの わがままにっき-P1000010.JPG