妖精の住む森一瞬のことだった目と目が刺すように あった からだを雷がとうり抜け 胸がどきどきして 止まらなくなった その視線以外の 全てがなくなった 然し一瞬 澄んだ視線で私を 貫き かろやかな跳躍で 森の奥へ消えた もう2度と現れないと 言っていた空気 私は追いたかった 森の中迷い込み 追いたかった 何をしたかったのだろう 木陰にかくれ 息をひそめ 静かに同じ森の空気を吸いそこにいたかった ただ、静かに いのち果てるまで。