僕は考えあぐねていた
満開のさくらの中
君を連れだし
ゆっくり
ゆっくり
春を見た
君は
満天の星たちの様な
さくらの中
タンポポや
水平線の風に目を細め
老木からおちた花を
いとおしそうに
両手で受け止めていた
『綺麗、ありがとう』
と呟く。
あたたかく、広がる空
君にふりそそぐ陽の中で
息をしてほしくて。
君は息が出来たろうか
『綺麗、ありがとう』
微笑む横顔
君は息が出来たろうか。
僕は考えあぐねていた。
夜が朝になりまた夜に
少しの流れの朝がまた来て。
小窓のカーテンを開けた
当たり前の小さな四角
『ここに座ってごらん』
君は首を傾げて
僕の前に座る
小窓の四角から見える
さくら。
『この木だけ、鳥がたくさん来てた』
風にのって花びらが飛ぶ
君は散歩の中
気が付いてたんだね。
『綺麗、綺麗』
四角い小窓のさくら
君の横顔から
はらはらと
とめどなく
なみだが流れていた
音もなく
はらはらと。

満開のさくらの中
君を連れだし
ゆっくり
ゆっくり
春を見た
君は
満天の星たちの様な
さくらの中
タンポポや
水平線の風に目を細め
老木からおちた花を
いとおしそうに
両手で受け止めていた
『綺麗、ありがとう』
と呟く。
あたたかく、広がる空
君にふりそそぐ陽の中で
息をしてほしくて。
君は息が出来たろうか
『綺麗、ありがとう』
微笑む横顔
君は息が出来たろうか。
僕は考えあぐねていた。
夜が朝になりまた夜に
少しの流れの朝がまた来て。
小窓のカーテンを開けた
当たり前の小さな四角
『ここに座ってごらん』
君は首を傾げて
僕の前に座る
小窓の四角から見える
さくら。
『この木だけ、鳥がたくさん来てた』
風にのって花びらが飛ぶ
君は散歩の中
気が付いてたんだね。
『綺麗、綺麗』
四角い小窓のさくら
君の横顔から
はらはらと
とめどなく
なみだが流れていた
音もなく
はらはらと。
