春の陽射しの中
桜の木によりかかって
目を閉じて
座っていた。
開ける事のないカーテン
少しだけ
待ってて。
私は陽射しの中に
何かを求めて
あの桜の木の下に
座るために。
陽射しの中に
私を連れだした。
観覧車が
ゆっくりゆっくり
桜の枝の隙間を
回っていた
時間てとまる。
人々はざわめきながら
道を通り過ぎる。
ジェットコースターが
楽しい叫び声を乗せて
飛んでいた。
私はね怖くないのよ
不思議でしょう?
とても怖がりだけど
ジェットコースターは
怖くないの
だって
景色がゆっくり飛ぶから
つまらない。
私がつまらない。
耳から聴こえるのは
ピアノ。
これしかないから
新世界。
私は弾けないピアノ
私の部屋には
ピアノがあった
鍵のかかったピアノ。
それは 母が弾くため。
何故かもうひとつ
どっちも母の。
オルガンは祖母の。
でも
祖母は毎朝
讃美歌を弾いてくれた。
毎朝
時々私も歌った。
昔のこと
ふたつのピアノは
まだ母のもとにある
母が弾く時だけ
鍵を開ける。
宝物なんだろうな。
聴いた記憶はないけど。
桜の木に寄りかかって
風と一緒に
観覧車と一緒に
ピアノを聴いていた。
とても
幸せだった
とても。
ありがとうと言わないで。
悲しくなるから。
私はとても
幸せだった
だから
ありがとうと
言わないで。

桜の木によりかかって
目を閉じて
座っていた。
開ける事のないカーテン
少しだけ
待ってて。
私は陽射しの中に
何かを求めて
あの桜の木の下に
座るために。
陽射しの中に
私を連れだした。
観覧車が
ゆっくりゆっくり
桜の枝の隙間を
回っていた
時間てとまる。
人々はざわめきながら
道を通り過ぎる。
ジェットコースターが
楽しい叫び声を乗せて
飛んでいた。
私はね怖くないのよ
不思議でしょう?
とても怖がりだけど
ジェットコースターは
怖くないの
だって
景色がゆっくり飛ぶから
つまらない。
私がつまらない。
耳から聴こえるのは
ピアノ。
これしかないから
新世界。
私は弾けないピアノ
私の部屋には
ピアノがあった
鍵のかかったピアノ。
それは 母が弾くため。
何故かもうひとつ
どっちも母の。
オルガンは祖母の。
でも
祖母は毎朝
讃美歌を弾いてくれた。
毎朝
時々私も歌った。
昔のこと
ふたつのピアノは
まだ母のもとにある
母が弾く時だけ
鍵を開ける。
宝物なんだろうな。
聴いた記憶はないけど。
桜の木に寄りかかって
風と一緒に
観覧車と一緒に
ピアノを聴いていた。
とても
幸せだった
とても。
ありがとうと言わないで。
悲しくなるから。
私はとても
幸せだった
だから
ありがとうと
言わないで。
