卒業式は、卒業生の誰もが主役になります。
今日は見送る担任としての思いをつづります。
言葉にならないほどの想いを
どれだけ あなたに伝えられるだろう![]()
教員として入職した5年前、ぼくは、かっこいいことを言って情熱的に学生に多くを語っていたけれど、教員生活の中で、教員とは、実は多くを語らず、その分、学生に語らせることが大事だと気づくようになりました。
学生と接するときは要点だけを話して、あとは本人の行動や言動を見守り、必要とあれば、彼らに先んじて道をつくってあげるのが、担任の役目として務めてきました。実に地味な仕事ぶりです![]()
卒業式のこの日、
念願の彼らの誇らしい晴れ姿を見ることができました![]()
学校に出勤した朝から、心は表現できない嬉しさに満たされていました。最後に、彼らと場を共にする一秒一秒が愛しく、胸の鼓動にあわせて熱い思いが込み上げてきました。卒業のこの日、卒業証書を手渡すしか私の仕事はなく、それがひどく寂しい気がしました。卒業証書を全員分渡し終えたときの安堵感は格別のものでしたが![]()
教室での最後のとき、
彼らからプレゼントが手渡されました![]()
ビデオレターと寄せ書きの色紙と手話うたです。
教室からA.Iの「Story」が校内に響き渡ります。
この日にふさわしい歌詞が
もはや美しい祈りにも聴こえるような歌声となりました。
この学び舎での最後を締めくくるには最高のエンディングになりました![]()
時に人は傷つき傷つけながら
染まる色はそれぞれ違うけど
自分だけのSTORY作りながら生きてくの
だからずっと ずっと
あきらめないで
ホテルで行われた謝恩会では、また学生からの手話うたの素晴らしいプレゼント![]()
kiroroの「未来へ」
壇上の彼らがとても誇らしく見えました。
歩み始めた自分の未来を信じてくださいね![]()
ほら足元を見てごらん
これがあなたの歩む道
ほら前を見てごらん
あれがあなたの未来
未来へ向かって
ゆっくりと歩いて行こう
教員の我々もバンド演奏をしました。
コブクロの「桜」です。
歌には教え子への願いが込められています。
![]()
あの頃の澄んだ瞳の奥の輝き
時の速さに汚されてしまわぬように
恒例の胴上げ
謝恩会が終わり、街に出ての二次会では、とても賑やかな集まりになりました。いつもの教室と変わらない盛り上がりでした
その喧騒が心地よく感じました。きっと、これからの同級会はこんなふうなんだろうな。
その中の歌姫が、友人と一緒につくったという曲を披露して歌ってくれました。
![]()
「友詠(ともうた)」
前に進めなくても
後ずさりしても
きっと想い出たちが
力をくれるはずさ
もう逃げないで
投げ出さないで
いつか君も強くなれるから
君はひとりじゃないよ
僕らがここにいるよ
例え離れていても
心は一緒だから
いつも
一緒だから………
![]()
学生からもらった色紙には、似顔絵と寄せ書きがありました。一人ひとりの個性ある文字を目でなぞりながら、一人一人を思い出します。喜んだこと、心配したこと、たくさんの思い出があり、それらがぼくを教員に、担任に育ててしてくれました。ありがとう。
そして、いつも皆の最善を祈っていたように、これからも祈り続けます。言葉にならないほどの想いを込めて。


