Shoのブログ

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2014年の夏の日々のころもそれまでと同様、ずっと一緒だった愛犬が2015年3月末、残雪の目立つ早春の晴れた日に死んでしまった。

12歳の誕生日に1週間足りない3月27日の午後。
突然逝ってしまった。
獣医さんの治療室のエクストラサイズのスチール製の檻の上で、動かなくなった相棒の大きな身体を、その場を離れられないまま、溢れて止まない涙が流れるまま2時間くらい撫で続けてから帰宅して、あまりの寂しさにFBの虚空にしがみつくものを探すようにして下記を投稿した。

『English style Golden Retrieverの純血種で救助犬とコンパニオンドッグの両親の性格を受け継いだ体重50キロ近い大きな大きな、僕の相棒のデカが、12歳の誕生日の13日前の3月27日の午後、喉頭麻痺で逝っちゃった。
 Mal Waldronの『God bless the child』を流していた金曜日の午後1時15分くらいのできごと…。
 足許から体幹に沿って僕の中を駆け上がってゆくデカを感じ、獣医の施術する手元を離れたデカが僕に会いに来て、別れを告げにきたのがわかった。何と言うか超自然的なんだけど、鳥肌がたつみたいにザワザワと全神経が覚醒し、デカの“実存”を感じとった。
 あの大きなフサフサとした身体いっぱいに膝から僕に甘え絡んできて、頬ずりをして、スッと離れて天に駆け上りながら、その実、やっぱり別れが辛いのか、ハーハーとヨロコビ、たぶんDNAレベルでマーキングするように僕の心にもたれ、「傍」で一緒にいる時間をつなぎとめながら、桜の蕾が発育してゆくスピードに溶け込み、ゴロンゴロンしながらこの世から離れ、そして思い出になっていった…。
ダメな僕は、靴下をはきたくなかったし、お昼ご飯を胃に満たす行為が最良の現実逃避だなんて思いながら、いつものように自分にウソをついて、愛が手から放れてゆくのを否定しようとしていたんだけど、その時、獣医からかかってきた電話を合図に、喪失に耐える時の始まりを理解し、その一瞬だけをしっかり受け止めることしかできないまま、妻の目に溢れてゆく涙に、いつものデカとの散歩へのタイミングを重ね合わせ、やがて寂しさに耽り始めていった。
 Mal Waldronのピアノがセカンドラインの先頭で僕たち家族を導いていたのは、偶然なのかなぁ?french CornetのWebster Youngとtenor saxのPaul Quinichetteは、夏の陽気な虫の大合唱にあふれたデカの大好きな池の畔で揺れる柳の木陰に遊んだ時を思い起こさせ、Joe Pumaのギターは、娘と一緒にウチの小さな家のまわりの芝生を走り、転げ、スティック木を追いかけ噛みつき、身体を木陰の地面にこすりつけて休むリズミカルな呼吸音のようで、そしてリズムを刻むEarl MayとEd Thigpenからは、あの日々に尋ねたハーレムやソーホーやウェストビレッジの公園やイーストチェスターのスタバの前や、見知らぬいろんな人に可愛がられたウッドストックや、デカが僕との日々のジョギングで猛ダッシュするウチの家の裏庭の起伏で過ごした楽しい思い出のよう…。

 一生を通し、怒ること、イライラを、一切、一度も見せなかった。
さようなら、相棒。』


今まで僕は、デカのほかに3頭の犬(三河秋田犬、秋田犬、ゴールデンリトリバー)と密度の濃い時間をそれぞれ共有してきたけど、デカとの別れから師走にいたるまでずっと沈みこみ続けたままの心の発露を完璧に塞いでしまったような重い悲しみは、僕をさらに鬱の深いなかへ連れてゆくようで、喪失感は冬の間の川面のノッペリとした鈍色に心を塗りたくり、エネルギーを吸い取ってゆくようだ。

瞋恚(仏教にいうさまざまな憎悪の感情)があふれ始めた2015年末に熟考するのは、短いデカの一生のなかで、なぜ、人間のように怒り恨み、憎しみ、怨念の果てを知らないまま、争いあう人間とは真逆のやさしさに満ちた精神を、その一生の限り維持できたんだろうってこと…。

イスラエルとパレスチナの境界壁を壊して、ゴールデンリトリバーを1万匹くらい放しておけば、人々の諍いは緩和されるんじゃないなかって、デカとの散歩の途中に近所のアメリカ人のオッサンへ話した事があるけど、「そんなの無理無理、イスラエルのロボットみたいな兵士は一斉射撃で犬を殺して終りだよ」と湾岸戦争に従事した犬好きの彼は笑って僕に応えていた。

僕らの暮らす周りで起きている環境汚染や気候変動への無関心、あるいはロボットのような無機質すぎる感情のまま他の命を断つ浅薄さも、すべて単純な理由だということを僕の相棒は教えてくれていた。
それは当たり前の朝の一瞬から「愛」を積み重ねてゆく行為だということを、ずっとその笑顔の奥で僕の相棒のゴールデンリトリバーは語っていた。だから僕は、「愛」を意識し、諧謔の海の中の落とし所にしてゆこうと思う。






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