平川「大十食堂」Aセット【帰省編】
映画化が決まった小説「津軽百年食堂」人気で、話のモデルとなった10軒の食堂巡りを敢行する県内ブロガーが多数出現してる模様。
黒石にある、正直ぱっとしない某店の前にできた行列を、帰省中に目撃したのが一回二回ではなく、この小説の影響であることが判明するまでは、不思議でしようがなかった。
隣町にあるそんな10軒のうちの1軒がこちら。
さて、何はともあれ、名物Aセットはいっとかないと。
メン!メン!ハン!の炭水化物これでもか攻撃をなす術も無く受けるのです。
改装された店内には、百年分の趣きはすでにない。
それでも、「あれも食いたい、これも食いたい」お客のリクエストに長く応え続けてきたお店の心意気が伝わってくるなんともニンマリなメニューであります。
730円也。
八甲田を越えて、十和田まで【帰省編】
10代で田舎を離れているので、訪れたことのない県内の街は結構多かったりする。
本日、目指した十和田もそう。
県内といっても、県東南の南部地方(県民は津軽出身、南部出身であることに大いにこだわります)に位置する十和田は、津軽地方からみると八甲田連峰の向こう側。
ひと山越えるということになる。
「ドライブイン西十和田」のラーメン。
今回2回目だが、美味いものは美味い。
腹ごしらえして、さぁ、十和田へ。
途中にある酸ヶ湯温泉。
こちらの総ヒバ造りの千人風呂は混浴で有名。
経験上、目の保養になったことはありませんけど。
南部牛にショートホーンを交配させて改良された八甲田牛。
夏は山で放牧、冬は里の牛舎で飼育される、人呼んで夏山冬里方式。
不謹慎ながら、つい湯気が立ち上るステーキを連想してしまって。
さぁ、到着。
去年オープンしたての十和田市現代美術館です。
十和田に来た一番の目的はここ。
建物の設計段階から、アーティストとのコラボをスタートさせてるから、各展示室は、まさに「アート作品のための家(空間)」と呼ぶにふさわしい。
つまり「家」のサイズは、作品に合わせて大小にバラけるのだ。
このコンセプトは、常設作品をもたずに空間をフレシキブルに仕切る国立新美術館と対極であり、空間と作品が織り成す「インスタレーション」の「集落」形式というのが面白い。
たとえば、森北伸の「フライングマン・アンド・ハンター」(上記)といった隙間?使いが秀逸なものも、しっくり展示されております。
こちらでは、「家」の中はもちろん、外にも見逃せない仕掛けありなのです。
オノ・ヨーコの「ウィッシュ・ツリー」に結んできた短冊。
1996年からヨーコが行ってきた平和祈願のプロジェクトですが、中庭に植樹されてたのは青森らしくリンゴの木でした。
実は、屋上の床もフェデリコ・エレーロによるアート作品。
屋上に至る階段及び吹き抜け全体も同アーティストの手によるキャンパスと化してまして。
観覧チケット不要のカフェの壁面にはポール・モリソンの「オクリア」が。
モノトーンに描かれているのは、神話に登場するリンゴの木。
怪獣だぁ、ってやりすごしてはいけません。
コスタリカに生息するハキリアリをモチーフにした椿昇氏の「アッタ」です。
このハキリアリ、ただ者ではありません。
なんと、自らキノコを栽培して食する農耕蟻なのです。
現代日本において、怒りのあまり突然変異したというとこでしょうか。
春には桜並木が見事だという官庁街通りに面してるこちらの美術館。
旧陸軍軍馬補充部があったこの通りは、「駒街道」と呼ばれているそうな。
そんな縁もあって、チェ・ジョンファの花飾りで覆われた「フラワー・ホース」は、通りに面する屋外スペースで誇らしげにいなないております。
最後は、前述のカフェのなかへ。
マイケル・リン「無題」、床もこれまたアート作品。
作品、空間、そして街の風景。
この視点だと、この美術館がいかに、街と上手に関わっているかわかります。
人口65000人の十和田市に、忽然と現れた、アート体験を提案する「集落」。
アートと結びつくことで、街が豊かに浮き上がる。
しみじみ思いました。
よいなぁ、十和田って。
おまけ。
十和田からの帰り道。
小腹が空いたので、酸ヶ湯の売店でおでんを購入。
甘辛い生姜味噌がかかっているのが青森おでんの特色。
戦後、冬場の闇市で、体が温まるようにと考案されたのが始まりらしいです。
津軽の岬を巡ってみる【帰省編】
友達と竜飛へ行った時の話を昔してたよなぁと親父の思い出話を、お袋、妹としていて、なんとなく行ってみようかということに。
竜飛へは、まだ学生だった頃、バイクで往ったっきりでしたし。
途中、気ままに小観光しながら、車で津軽半島を時計と反対に回ってみる。(以下地図参照)
①平舘(たいらだて)灯台
平舘にある白い灯台。
国道沿いに灯台があるのは珍しいとのことです。
この辺りは、あのまさかり型の下北半島と最接近していて、海峡の向こうに結構迫って見えてます。
②義経寺(ぎけいじ)
三厩(みんまや)にある義経北行伝説に由来するお寺です。
最果ての地に、なんともでっかい歴史浪漫が。
③竜飛岬灯台
「ここは、本州の袋小路だ。。。そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである。」
多くの人が、太宰の「津軽」の一節を記事に引用していますが、拓郎がムッシュと唄った「竜飛崎」という曲への思い入れも強かったりするわたし。
「六月の春が一度に花ひらく この岬には秋にあじさい咲くという」
さすがに、石川さゆりのあの唄のように歌碑(なんとボタン式で唄が聴けます!一帯に春夏秋冬「つがるかいきょうふゆげ~しき~」が流れてるって感じ)などありませんが、最果ての寂りょう感がよく出ている曲かと思います。(是非一聴を↓)
唄にある三厩あじさいは実際今月くらいまで咲いてます。
④帯島「津軽海峡亭」
実は竜飛崎のすぐ先には帯島という小島が。
正真正銘、津軽半島最北端にあって見逃せない食堂がこちら。
⑤竜泊ライン眺望台
竜飛から小泊まで20キロほど続くライダー歓喜のつづれ折れ。
小泊方面にうっすら浮かぶ権現崎。
⑥市浦大沼公園
中国風の橋が何故か架かる公園。
この東日流館橋(つがるやかたばし)、屋根付き木橋ということで日本一の長さになるんだとか。
にしても、このひと気のなさは気になる。
今どき槍玉に挙がりがちな無用の長物の匂いが若干するのですが。
⑦十三湖
⑧斜陽館
夕闇迫る頃、金木着。
実は、初めて来ました。
日本文壇のスーパースター、太宰生誕100年。
映画や舞台、関連番組等イベントが目白押しの今年。
津軽半島ランドサッド衛星写真(本日訪問地①~⑧)









































