「容疑者Xの献身」を読んで。 | 3匹のネコが呉越同舟

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容疑者Xの献身

 福山雅治と柴咲コウが出演したドラマ「探偵ガレリオ」の映画版「容疑者Xの献身」が、来週の10月4日から全国公開されます。

 それに先駆けて、文庫本が通常よりもかなり早めに発売されたので、東野圭吾ファンとしては映画公開前に是非とも読んでおきたいと思い、急いで買って読み始めたのですが…あっという間に引き込まれしまい、2時間ほどで読んでしまいました。

 この「容疑者Xの献身」、超~良かったです(東野作品の中でもベスト3に入るのでは?と思える出来!)。

 後から考えれば「なるほど、最初の情景はそういうことなのか!」と思いたくなるシーンがちりばめられつつも、よくある日常から普通に始まり、その後、事件が発生。中盤はその事件を中心に展開し、そして後半、事件の全容が明らかになる頃には、盲点をつかれた真相に鳥肌が立ち、ラストではあまりの想いの深さと人ひとりの人生の重さに思わずウルッときてしまいました(ノ_・。)

 この説明では「一体なんのこっちゃ?」と解かりにくいと思いますが(ネタバレにならないように書いてみました)、展開としては伝わったのではないかと思います。起承転結を踏襲する、まさにミステリーの王道を行く展開なのです。 

 このように内容しっかりしているミステリーではありますが、そのミステリーという枠だけでは括れないところが、東野圭吾さんを天才と思えてしまう所以だと思います。 つまり、この小説は典型的なミステリー小説であるにも拘らず、とても素晴らしい恋愛小説でもあるのです。


 そして「ガリレオ」の湯川准教授といえば、物理学の先生で、映画の主役のダルマ先生は数学の教師ですが、内容は物理・数学というよりも、むしろ社会学や心理学に近い気がします(バイアスに注目している点など)。

 ガリレオシリーズを全然読んでない方(でも、ほとんど大丈夫)、ドラマ「ガレリオ」が好きな方、これから映画を見に行こうかな?と思っている方…是非、小説も読んでみてください。かなり満足できますし、確実に心うたれますよ。

 「命がけの純愛」とは?どういうものか、感じてみてください(*^▽^*)