2人を乗せたタクシーは順調に進みました。
彼女も、なるべく渋滞の少ない道を行ってと、お願いしたようです。
2人の会話は専ら、今後の事について。
一緒に暮らせる日々を夢見て、話しは弾みます♪
でも・・・、別れの時は、刻一刻と迫ってきます。
車窓から見える景色を眺めながら、この5日間の事を考えていました。
今日は、彼女に涙は見せない!
そう思いながら、ピッタリと体を寄せ合っています。
2時間くらいでしょうか、無事にナイアに到着。
車は多いですが、それ程、混雑はしていないようです。
ここでの人間ウォッチング、自分はけっこう好きです。
日本人とPナさんカップルを見ると、
この2人、どういう関係なんだろう、な~んて想像してみたり(^^ゞ
そして、毎回、思っていたんですが、
外で待っている、見送りや迎えに来ている人達って、
何で、この休憩コーナーに入らないんだろう・・・。
彼女に聞いてみると、彼女が最初に日本に行った時の話に。
タレントとして初めて日本に行く時、当然、お金はワラ。
大きなカバン2つを抱え、外で迎えを待っていたと言います。
中に入らなかった理由は・・・、
「アコ、初めて 日本行った時、お金 無いディバ?
中入るかな、考えたけど もし お金かかる どーする?
アコ 恐かったよぉ!だから 入るしないじゃん。ハハハ。」
裸一貫で、海を渡るんですから、そうとうな恐怖でしょうね。
いくら、数名の同士がいたとしても・・・。
やっぱり強~くなる訳ですね。
今となっては、笑いながら話していましたが、
そんな話を聞いて、なんだか複雑な気持ちになってしまいました。
つづく。