ニキビはオイリー肌のせいで出来ると思っている人は多く、化粧水で保湿した後、最後に使うはずの乳液やクリームなどの油分をつけない人がいます。自分の肌が分泌する皮脂が十分にあるのだから、乳液やクリームの油分を補うことで、ニキビの症状をよりひどくしてしまうのではないか、と考えるためです。確かに、油分を塗ると膜を張る感覚があるので、特に夏場に使用を避ける人が多いです。

 

 

若い世代に多いニキビは、過剰な皮脂による毛穴のつまりが原因であることに対し、大人世代のニキビは、肌が乾燥しているために毛穴が細く弱くなり、毛穴のつまりが起こりやすくなるため発生します。ただし、大人ニキビの原因は必ずしも一つではなく、とても複雑な要素が絡み合っています。

 

大人ニキビが出来易い肌環境は、過剰なスキンケアやストレスなどで肌バリアが弱くなっている状態であるため、肌の保水力も弱くなっており、肌が乾燥している状態です。中には、いつも顔がテカっていてあぶらとり紙が欠かせないのに、実は肌の内部が乾燥しているインナードライ肌である場合も少なくありません。

 

大人ニキビに悩んでいる人のスキンケアでとても大切なのは「保湿」であり、水分をたっぷり補った後、必ず適量の油分も使う方が良いです。油分を気にするよりも、補った化粧水の蒸発を防ぎ、肌の保湿に重きを置く方が、繰り返すニキビを断ち切ることにつながります。肌が潤うことで肌バリアの力が戻り、毛穴が強くなりつまりにくくなりますし、肌のターンオーバーが正常化され、古い角質が剥がれ落ちるので、健康的で新しい肌がスムーズに生まれてくるようになります。

油分が肌に合わない人も稀にいますので、鉱物油フリー処方の乳液やクリームを使う方が良い場合もありますが、いずれにしても、化粧水の後は乳液やクリームで蓋をするという基本的なスキンケアが、保湿効果が高いのでオススメです。油分の使い心地がどうしても好きになれない人は、ベタつかないテクスチャーの乳液やクリームを選びましょう。