テキーラってなんぞや?
テキーラとはメキシコ内で定められた5つの地域で作られた竜舌蘭 (アガベ:メキシコを中心に自生するリュウゼツラン科の根性植物)を約8年から10年間という月日をかけて栽培し、それを蒸し焼きにし発酵させた蒸留酒である。風味は熟成年数により大きく異なり、様々な味を楽しめるのもテキーラの特徴といえるだろう。
■テキーラの種類
テキーラは発酵年数により呼び名も味も大きく変わり、それぞれ異なった風味を楽しむことが出来る。
・ブランコ(Blanco)
蒸留後、すぐに瓶詰めして出荷される。無色透明なので一般的にブランコ、又はシルバーと呼ばれ、テキーラ独特の焼酎に近い口当たりと草の風味が一番よく現れる。若干辛口ながらも癖が無く 呑みやすい。
・レポサード(Reposado)
薄い茶色が付いています。 60日以上1年間未満蒸留したテキーラを樽で寝かせたもの。アガべの香りを残したまま、まろやかでより濃厚な味わいを楽しめる。
・アニェホ(Anejo)
1年以上樽で寝かせたもの。レポサードよりも色が濃く樽の香りも非常に強く、より濃厚な風味が楽しめる。
日本でこの3種類が呑める店もあるので、是非足を運んでみてはいかが?
The Premium テキーラ
今『Premium』が脚光を浴びている。
清涼飲料水にせよ、ビールにせよ「ちょっぴり高級志向」が盛り上がる中、NEW YORK LOWER EAST SIDEのエグゼクティブBARやハリウッドのセレブを中心に、普通のテキーラよりも更に原料アガベアスールのみを使用した、いわゆる高級なテキーラを楽しむ事がお洒落になりつつある。
Premiumとは「品質が良い、高価な」という意味。テキーラの世界にもPremiumと呼ばれる100%のアガベを使用したピュアなテキーラが存在する。
普通のテキーラと比べて圧倒的にまろやか、かつ濃厚な風味が特徴で、口当たりもやわらかく、テキーラ独特の強い草の香りも楽しめる。
不純物が少ないことから悪酔いをしにくいのもプレミアムならでは。
しかし非常に高価で手に入りにくい品物になっている。
理由はPremiumテキーラは非常に輸入数が少ないからだ。
通常テキーラは100%のアガベ(竜舌蘭)を使用せず、アガベのほかにサトウキビ等の糖分を使用して作られる物が多い。それは8年間かけて栽培するアガベを100%使うよりも他の糖分をMixするほうが時間とコストが掛からず、メキシコ政府の基準で最低51%以上のアガベが使用されているものであれば「テキーラ」という名称を使用することが出来るからだ。
その為コストが低い通常のテキーラは輸出用に作られ、100%Premiumテキーラは国内で消費される。
そんな背景から日本では20000~30000円で取引され日本で飲める店は少ないのだ。
Premiumの目印として、ステッカーには「100% Agave Azul」と記載されている。
もし、お酒が好きなのであればぜひ一度味わっておきたい逸品だ。
飲み会でちょっとだけ差をつけよう!すぐに使えるテキーラの盛り上がり方。
今回はすぐにでも使えるちょっぴり楽しいテキーラの凄い技をご紹介。
■ショットガン
テキーラといえばショットガンスタイル!
ショットガンといえば一気飲み!
・・・というイメージがあるが実はそれだけではなく、なんと本場メキシコではショットガンの泡飛沫がかかると幸せになれるという言い伝えがある。
鮮やかなテキーラの泡飛沫が景気の良い大音量とともに飛び散る様は超圧巻!周りのお客さんにも大きなアピールになるから、楽しい出会いがあるかもしれない!?
※禁止している店舗が多い為店員の許可が必要となります。 ① カバジート(テキーラをストレートに飲む為のショットグラス)を用意する。
② テキーラ・ソーダ(炭酸水)のカクテルをカバジートに注ぐ。
③ カバジートに手で蓋をし、掛け声と共に机にグラスを思い切り叩きつける!!!
④泡立ったテキーラを飲み干す!
■サブマリーナ
サブマリーナとはビールとテキーラのカクテルの事。
しかしそれだけではない!ビールジョッキ内にテキーラを沈めて楽しむ・・・本場スタイルの楽しみ方なのだ!
ビールに沈んだショットグラスから、テキーラが溶け出し、一口ごとにどんどんビールの渋みがテキーラの甘みに変わっていく・・・まさにビールとテキーラの粋なコラボレーション!
ジョッキとカバジートがぶつかるカランカランと澄んだ音色がサブマリンの美味さを引き立ててくれる事間違いなし!
① CABALLITO(カバジート)とビールジョッキを用意する。
② カバジートにストレートテキーラを注ぎ、その上からビールジョッキを被せる。
③ それをそのまま逆さにして、ジョッキにビールを注ぐ。 通な呑み方でちょっぴり魅せてみてはいかが