にんにく

戦前までは薬用として普及していまにんにくは皮付きのままでは全くにおいがしないのですが、内部にある匂いの素の成分アリインが、酵素によって分解されると、化学反応をおこし、匂いの成分アリシンになります。つまり、包丁で叩いたり、すりおろしたり、みじん切りにすることで細胞が壊れて化学反応を起こし、匂いを放つわけです。このアリシンが強い殺菌力を有しているのです。
大腸菌の繁殖を抑えるだけではなく、胃液の分泌を盛んにして食欲を促し、消化を助ける動きもします。
アリシンはビタミンB1の体内での吸収と働きも助けます。水溶性のビタミンB1はアリシ ンと結びつくと2倍も吸収されやすい脂溶性のアリチアミンに変わるのです。
ビタミンB1は炭水化物が体内で燃焼され、エネルギー源として使われるときに必要で、不足すると疲労物質がたまり、疲れやすくなり、ひどくなると脚気を起こします。
穀物やお菓子、清涼飲料水などの偏った摂取、ストレス、激しい運動、発熱、暑さなどでも消耗します。
ビタミンB1の多い食材の代表は豚肉。疲れ気味だなぁじ感じたたときは、タコスアルパストールにサルサメヒカーナをたっぷりかけて食べると良いでしょう。