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5年前の今日。

前夜、ラブホに行った妻を 問い詰めた。

 



2018年2月14日(水)
 

なんで、俺の帰宅時間を見計らって入って行ったんだろう。

頭の中で、いろんな思いが駆けめぐる。

理解しようにも無理だった。

眠る事なんて出来なかった。

 

まだ早朝4時前だったが、妻の寝室へ向かった。

寝ているシーツの下にスマホを隠してるのは知ってる。

それも、奥側の壁の近く。

 

ベッドは壁に接してるので、向こう側へ回り込む事は出来ない。

寝ている布団の上を越えシーツの下を探ろうとしたけど、警戒心が強く すぐに目を覚ました。

 

 

 

 

 

「なに!」ガーン





「なあ!

 さっきのはどういう事だよ!」





布団の上に覆いかぶさったまま問い詰めた。

妻は現実逃避するかのように布団を頭からかぶったが、引き剥がして言った。

 

 

 

「なんで、俺の帰宅時間を狙ってラブホに入ったんだよ!」

 

 

 


「隣で子供が寝てるのに、起きるでしょ!
 そういう所が嫌なんだよ!
 もう…
 こんな時間に何やってんの!?」プンプン






「おまえは何ヤッてんだよ!
 子供に嘘ついて」

 

 

 

 

 

次男を起こさないように、あまり声が大きくならないようにと耳元で囁いたが…

 

 

 

妻の口からは
男のアレ

の臭いがしてた。ゲロー

 

 

 

 

 

何年も歯医者に行ってないから、歯周病の臭いかもしれない。

そう思いたかったけど、それが妻から発せられるものか精液の臭いかなんて間違えようがない。

鼻についた異臭は、5年経った今も よみがえってくる。

 

 

 

 

 

「やり直すつもり、あるの?
 今度の日曜、
弁護士に相談するから!

 それまでに相手の名前と連絡先を教えろ!」





「逢ってなんかいない!」プンプン





「さっき、俺の目の前を車で通ったろ?
 何すっとぼけてんだよ!
 
わざとだろ!

 誰なんだよ!
 俺と別れてアイツと結婚するつもりか!」






「できる訳、ないでしょ!」プンプン





「できる訳ない?
 って事は、相手にも
家庭があるんだな?
 W不倫って事だな?」






「…」ガーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに この話をした日…バレンタインは結婚記念日だ。

 

 

 

 

 

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