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不定期開催!
 ~ どんべえのモラ妻劇場 ~




「なんで…
 

 いつも…
 

 おれを…
 

 むしするの…」



「…」えー



「おれのこと…
 

 見えてる…?」


「み、見えてるよっ!」ガーン

 

 

 

 

 

 

 

おばけ

 

 

 

去年の話。

2018年6月9日(土)


妻に冗談で「デート?」と言った日の夜。
この日は町内のパトロールの当番だった。

夜7時半からなので、
妻にはそれまでに済ませられるように
夕食の準備をお願いした。

朝ちょっと意地悪したので
どうかな…と思ったけど、
結果は良好のように思えた。


いつもならお義母さん達と会った後
寄り道して帰ってくるようだけど、
この日はスーパーにだけ行ったのか
早い時間に帰宅した。

俺のパトロールの事もあったから
気に掛けてくれたのだろう。


しかも 妻が作る手料理の中でも、
特に俺が好きな、親子丼を作ってくれた!

さらに、この時期はあまり作ってくれない
(でも作って欲しい)味噌汁付き!

サラダも、いつもとちょっと違う。

どれも凄くおいしかった!


お義母さん達に会って、
元気をもらった せいもあるのかな。

良い気分でパトロールへ出掛けた。


星空


で、何人か集まってパトロールへ行くんだけど
その中に一時期「間男かも?」と疑ってた
Sさんの姿が。


もうほとんど疑ってはいなかったけど、
なんとも微妙。

Sさんの発言をどうも悪く受け取ってしまう。


「どんべえさん、お世話様です」

「ああ、お世話様です」
(何で初対面なのに名前知ってるんだよ)

「いやおまえ、最初に自分から挨拶したろ!」ニヤニヤ



「今年から役員に任命されてしまって」

「大変ですね」


「いや、そうでもないですよ。
 PTA本部や、記念行事の時に比べれば」


「ああ、そうなんですか」
(どっちも妻が関わってるのに、
 奥さんにはお世話になりました、
 とか ないのかよ)


「おまえだって、妻がお世話になりましたって
 言ってないじゃん」真顔




「町内の役員の中では若いので、
 みんなにチヤホヤされてしまって」


「Sさん、おいくつなんですか?」


「あ、どんべえさんと同じくらい、
 学年で言うと一個上です」


「ああ、そうなんですね」
(なんで俺の年齢知ってるんだよ!)

「奥さんと話してるだろうし、おまえ
 この地域出身で、同級生も多いじゃないか」
ニヒヒ



そんな感じで、一時間ほど夜の町内を
パトロールしていた。


多分Sさんは間男ではないけど、
何か事情を知ってる可能性はあるかも…。


星空


パトロールを終え、帰宅すると
いつもならとっくに二階の寝室へ行ってる
時間なのに、妻はまだリビングにいた。

疲れた俺がリビングでお酒を飲んでいても、
しばらくは、そこにいてくれた。


何かを話す訳じゃないけど、
そこにいてくれる。

それだけで俺は、嬉しかった









 

 

 

 

 

 

 

 

のに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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