〈個展始まります〉
NY,BrooklynにあるOuchi Galleryにて、
8/31〜9/4展示を行います。
正直、海外で展示をしたってまだまだ劇的に変わる訳では無いと思います。
相変わらず絵だけでは食べていけないし、髪の色が変わる訳でもないし、
空が飛べる訳でもない。
海外で展示なんてこっそり夢みていたけど、ゴールではない。
やっと、スタートライン!
ただ今後、Donateraをどう成長させて、皆さんに楽しんで頂けるか、自分の世界とは何か、深く深く見つける旅。
そしてArtの街NYで溢れるエネルギーを感じ、
悔しかったり、嬉しかったり、きっと何かを持ち帰る事が出来るはず。
まだまだ勉強不足な私ですが、沢山の方の協力を得て、一つ一つ経験を積んでいます。
皆さんのワクワクも一緒に背負っている気分です。
精一杯楽しんで来ようと思います!
そして、今回の個展は、得意な人物画と風景画を混ぜた「ある世界」を創る事にしました。
-------------------
Donatera Solo Exhibition
【Naked wild flowers】
「ワイルドフラワー」とは、
人の手が入っていないやせ地や放植でも、美しい花を咲かせることが出来る、草花の総称である。
今回の展示は、その多様性を"彼女たち"に重ね、一つのガーデンのような空間を目指した。
彼女たちは、モデルのようなポーズはとらない。
常に自然体であり、自分の肌で感じられる物だけを信じている。
時折降る冷たい雨を体へ吸収するように、瑞々しく、呼吸を繰り返している。
時には頬を撫でる心地よい風に、身を任せている。
彼女たちは、様々な映画のほんの一秒に満たないシーンを切り取って、
髪型や肌の色、時に性別を描き変えながら、新しい人物へと産まれ変わってきた。
筆を一つ一つ重ねて行くうちに、
人物がうちに秘める孤独感や、雄勁さが現れてきた。
それは私自身の分身であるようで、または鑑賞者が自らに思いを重ねられるような距離感がある。
絵の中の彼女たちは、ある一つの世界で出会い、繋がり、
関係を持っているかにようにも見えるが、それは彼女たちにしか分からない。
私たちはただキャンバスを目にしているのではなく、四角い窓のような物を覗いているのかもしれない。
ワイルドな自然の中で、伸び伸びと逞しく生きている"彼女たち"に、
是非思いを重ねてみてほしい。
私が表したいのは、偶然のタッチから生まれる、飾らない剥き出しの感情なのである。
〈Opening reception〉
Thursday 8/30,
7:00 pm-10:00 pm
〈Exhibition〉
Wednesday,8/31-
Sunday,9/4
12:00pm-6:00pm