今年に入ってから地震、そして大雨、台風、異常高温などなど
立て続けに、自然災害が発生している。
本当に地球は大丈夫なのかな????
今までなら、雨が降っても台風がきても
「すぐに通り過ぎるし、一過性のものだから大丈夫」
と思っていたものが、異常なまでに災害が発生しているのだ。
「今までに経験したことのない災害」
というフレーズを今年はよく聞くのだが、
「またそんな大袈裟なことをいうんだよね」
そんなことを思っている人たちも沢山いるのも事実。
日本人の気質なのかもしれないけれど、自分は大丈夫だから
他人も大丈夫・・・・と知らない間に思っていないだろうか。
災害への対応は、個人の判断が全てである。
だって命を守るために行動するものなのだから・・・
「xxさんは、台風の中でも頑張って仕事してくれた」
「yyさんは、状況を読んで早くから行動していた」
でも、それで途中に事故が発生したとしても、誰も責任をとってくれる人はいないのだ。
全ては自己責任であり、それで命を落としたとしても自己責任。
どこかの電車が止まっているからといって、別の電車に乗る。
それは当たり前なのだが、通常の数倍の人間が同じ時間帯に
集中して乗車するなど、本当に当たり前の行動なのだろうか。
運転する電車側も、それに対応しているが、もし通常と違うことで事故が発生したら・・・・
「集中してきた人たちが悪いです」
なんてことは絶対に言わないが、その原因の一つとなるのは
間違いない。
それと作業場に時間内に到着するために、早く行動することが必要であると、ほぼ全てのところはそういう指導をする。
しかし、上記のように電車が動いていない場合などは、
イレギュラー(異常事態)であることを認識して、
早く出て来ることを望むのではなく、安全に出て来ることを優先とする考えはないのだろうか。
仕事にもよるけれど、緊急を要しない仕事であれば、
自分が行かなくても誰かがカバーしてくれるようになっている
のが仕事。
それができないのであれば、イレギュラーな状態なのだから
調整すればいい。
そして、緊急性のない仕事をしている人たちには、
電車の異常な状態を少し緩和したときに出社すれば、
安全は保たれる。
「我先に会社に行かなければならない」
と考えているのは、日本人だけのようである。
日本人も災害については、考えを改めることが必要な時代に
突入してきたのではないだろうか。
色々な考え方はあるかもしれないけれど、
自分の命は自分で守らなければならないし、いざという時には
守ってくれるのは誰なのか?
もう一度、自分に問いかけて欲しい。
そして、仕事場に遅延することなく
出て行くことが「正」とするのではなく、
状況を判断して、安全な行動をすることが「正」であると
認識を改めて欲しいと願う。