ドラッカーの『マネジメント 基本と原則』を再読しました。
最終章の付章「マネジメントのパラダイムが変わった」は、非常に興味深い内容で、産業革命以降から形作られた組織社会の成熟により、より人々は豊かになり、知識を持ち、また技術を身につけ、情報を得、その水準が日々高まって、今度は逆に組織がそれ(彼ら)を必要とするような社会環境が生まれ、雇用と被雇用の関係は対等、今後はそれ以上に専門性を身につけた者の方が上(組織を選ぶ側)になっていく。
この流れの中で、人々はより一層力を身につけ、であるからこそ、組織は彼ら(顧客、ユーザー、利用者)の求めているもの、必要とするものに焦点をあて、製品、サービスを創出していかなければ、存続していくことが出来なくなる。そうやってイノベーションを起こしていくことの出来るマネジメントを身につけ得た組織が、人々に支持され、より社会に貢献することで生き残っていく。
ドラッカーの文章は非常に抽象的な面もあり、読むのは大変だったりもするのですが、要はドラッカーが対峙しているの(インスピレーションとして伝わってくるもの)は、「生命の根源」「宇宙の力」だと自分は感じます。
ドラッカーの理論を踏まえて、定量ではなく「定性の目」をいかに研ぎ澄ませていくか。
自分はドラッカーを共通言語として仕事を共有できる方々と、これから優先的につながりをもっていきます。(安易な考えからのイノベーションは成功しない、まず失敗するので。)
https://kaiten-hakuryu.net/innovationplan/first-circle.html
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出撃に当たり叔父(陸軍大佐河合慎助)あて遺書
今回大命ヲ拝シ、部下ヲ率イテ特別任務ヲ以テ出撃スル事ト相成申候。
皇国興廃ノ大戦局ニ直面シ、皇土頻ニ夷ノ侵入スルトコロトナリ、恐レ多クモ宸襟ヲナヤマシメ給フコト、誠ニ我々軍人トシテ申訳ナキ次第ニ有之、軍人トシテ不忠ナルコト、此レヨリ大ナルハ莫シト存ジ候テ、毎日出撃ヲ願ヒ、今回出撃ヲ許可サレ勇躍出発スルコトト相成候。
帝国ヲ護ルモノ、最后ノ兵器ハ此レ以外ニ絶対ニ無キモノト確信致シ候。吾人等軍人トシテ此ノ種特別任務ハ当然過ギルコトニテ、今更ココニ特別任務ト申立ツルモ恥ヅカシキ次第ト存ジ候。
唯此ノ大命ヲ私ガ如キモノニ下サレタルコト、誠ニカタジケナキ次第ニテ、大命余リニモ重クシテ、無駄ニ部下ヲ殺シ宸襟ヲナヤマシメ給ハザルヤヲ、唯々一途ニ恐ルルモノニ御座候。全力ヲ奮ッテ此ノ任務ヲ全フシ、上天皇陛下ニ応ヘ奉ランノミ。
而シテ皇国ノ一大国難ヲ切開キテ神州不滅ノ大精紳ニ生キ、皇国ノ弥栄ヲ祈ルノミ。
叔父様ニハ長イ間御世話ニ相成リ、今過ギシ月日ヲ顧ミテ誠ニ感無量ナルモノ有之候。
幼ニシテ軍人ヲ志シ、今ココニ帝国海軍軍人トシテ其ノ任務ノタメニ、偉大ナル建設ヘノ礎石トシテ、武人ノ死場所ヲ得候事、皆此レ叔父上様ノ平素ノ御訓育ニ依ルモノト唯々感謝ニ堪ヘズ候。
今故国ヲ去ラントスルニ当リ、思ヒ起スコトハ数々アレド、思ヒノコスコトハ更ニ無ク、鬼畜米英撃殺ノ若キ血ハ、逆流ヲノミ禁ジ得ザルモノ有之候。多年ノ御慈愛ヲ深ク謝シ、叔父上様ノ武運長久ト皆様ノ御多幸ヲ祈上候。
桜花かくあれかしとさとすらむ
みことかしこみ征く益良夫は
ふじを
註釈:みこと詔(みことのり)。天皇のことば。