住まい、というより塒(ねぐら)という言葉の似合う、部屋の窓から。
紅葉も終わった木々の枝には、スズメやメジロ、あと名前のわからない小鳥が止まってはまた、どこかに飛んでいきます。
ブログをはじめなければ、目にもとめなかった眺めですが、これも効用の一つかなと。
石川啄木が読んだ歌。
浅草の夜のにぎはひに
まぎれ入り
まぎれ出て来しさびしき心
小奴といひし女の
やはらかき
耳朶なども忘れがたかり
郷里にゐて
身投げせしことありといふ
女の三味にうたへるゆふべ