この恋は雲の涯まで(宝塚歌劇団) | 映画と舞台 ひとりごと

映画と舞台 ひとりごと

映画と演劇、感想を含めた見所を簡単にご紹介します。

初演は1973年 花組・星組

再演は1992年 雪組

 

宝塚歌劇オリジナル作品で、植田紳爾先生が作・演出を手掛けた。

ストーリーとしては、源頼朝追われる源義経が、静御前に助けられて、モンゴルの地に渡り、のちにジンギスカン(チンギス・ハーン)と呼ばれるようになり、モンゴル帝国の初代皇帝となったというお話。

 

1973年 花組

源義経(のちのジンギスカン) 甲にしきさん

静御前(のちの女奴隷 カン) 大原ますみさん

 

星組

源義経(のちのジンギスカン) 鳳蘭さん

静御前(のちの女奴隷 カン) 大原ますみさん

 

1992年 雪組

源義経(のちのジンギスカン) 杜けあきさん

静御前(のちの女奴隷 カン)ともさん

 

この作品で一番印象に残っている場面がある。

 

それは義経が静御前と一緒に追ってから逃れて、船にのりモンゴルに向かう途中、嵐に見舞われる。

それは、女である静御前が船に乗っていることで海の神が怒って嵐になったというのだ。どうしても義経を助けたいという静御前は、自ら海に飛び込み、そして嵐がおさまるというシーン。

 

静御前が飛び込んだあと、

義経が「静か〜」と名前を呼ぶ(というか叫ぶ)。

この場面に飲み込まれる客席からは、すすり泣く声が・・・

(その中の一人だったけどね!)

 

私は、雪組公演しか観劇していないのだが、

かりんちょさんとともちゃん・・・とってもお似合いの二人。

かりんちょさんに愛を捧げるともちゃん・・・

気持ちの入りかたが半端なかったなぁ。

 

そして2幕目になると、女奴隷カンとして生きていた静御前が現れ、義経は気がつくが、カンは自害してしまう。

 

そして最後に、自分の名前をジンギスカンとするのである。

この最後のカンは、静御前が女奴隷となった時に使っていた名前を自分の名前に加えたという、最後まで最愛の静御前を思ってのこと。

 

この作品は、ストーリーも面白いし、歌も覚えやすい!

そして見応え十分・・・

そろそろ再演して欲しいなぁと思っている作品でもある。

 

今日はここまで〜

波波波波波

 

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