グッドバイ/KERACROSS | 映画と舞台 ひとりごと

映画と舞台 ひとりごと

映画と演劇、感想を含めた見所を簡単にご紹介します。

今日は、舞台!!

 

ストーリー

戦後間もない昭和の時代。

出版社経営者である田島修司は、闇商売もしていることでめちゃくちゃのお金持ち!そして10人もの愛人を持っているという女好き!

しかし、そろそろ妻と子供と真っ当な生活をしたいと愛人の清算をしたいがどうしたら良いかと、知り合いの文士に相談する。

文士は、美人の女性を一人雇って妻を演じさせて、愛人の元を訪れ別れを切り出す?!という方法を伝授する。

その時顔見知りである美人だけれど、よく食べて口の悪い?!

永井キヌ子と偶然出会い、コイツならいける?!と思って、偽装妻を演じてもらうようにキヌ子を雇い、一人ひとりの愛人を巡って、清算を始めていく田島。

そんな田島の元に、妻から別れるという電報が届き、

田島は自暴自棄になり、街中をさまよいながら持っているお金をばらまきはじめ、暴漢に襲われてしまい、記憶を失ってしまうのだった・・・

 

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田島修司 藤木直人さん

永井キヌ子 ソニンさん

文士   生瀬勝久さん

田島の妻 真飛聖さん

その他、小松和重さん、田中真琴さんなどが出演。

 

太宰治の未完の小説をベースに、ケラリーノ・サンドロヴィッチが書き出したものであり、今回演出したのは生瀬勝久さん。

 

3時間5分で、1幕がなんと2時間近くだったけれど、

話のテンポも速くて、場面転換も多く、コメディなので笑える!!

藤木直人さんは、1幕はほぼ出ずっぱりの状態で、セリフも多いので大変だったのかな?

優しくて、男前だからこそ愛人がたくさんいる!!

その役は、男前の藤木さんだからこそ、絵になる話なのかもしれない。

 

今日の舞台の一番の演技者は、何と言ってもソニンさんである。

大食いで、お金にも執着心があり、高知弁でのセリフだから、

迫力のある強い女(女性ではなく女)を演じた。

あの時代にいる闇市で働く女というのは、強くてそして男勝りで

誰にも負けないし、誰にも頼らない!!

気が強いのだけれど、それでいて自分の気持ちを表に出すことができない不器用な女を見事に演じていたソニンさんは、やっぱり上手!

 

そして、生瀬さん・・・

やっぱりコメディにはこの人!

なんだけれど、実はソニンさんに押されていたように思うな。

 

真飛さんは、正統派の妻の役。

自分で男セリフを言う場面があったのだけれど、

その声が宝塚時代のトップスターであったときの声!になっていて、

なかなか男前の声だった。

 

この作品、全体的に面白く、飽きのこない内容となっている。

 

映画化もされていて、2月14日から上映される。

舞台では、藤木直人さん演じる田島を、映画では大泉洋さん。

永井キヌ子は、小池栄子さんが、それぞれ演じる。

映画もちょっと観てみたいかな・・・

 

 

今日はここまで〜

 

 

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