暮れ30日から京都へ帰ってました。
新幹線こだまは、テレビで言ってた帰省ピークの混みもまったくなく、
よかったー、指定席取らんで・・という状態でした。

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実家では、私はせめて暮れの大掃除といかないまでも、
まあ、掃除機くらいかけておこうと、掃除し始めると、
喜んでくれている老母が、昔ながらのほうかむり?ほっかむり?をして、
手にはさい払い?はたき?を持って現れた。

「掃除は上から高い所からするもんえ。」と、
さんやら、電気カバーやらをパンパン払い出す。
もう・・・・、こっちは自分ちの大掃除済まして、
娘んとこの大掃除の一部もして、
正月の夫さんを一人残して、いろいろな面で、ぎりぎりで帰ってきている。

そこまでするつもりはまったくありませんし。
いま掃除した所に上からほこりが舞い落ちる。
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だめだ・・、このままここにいたら私キレそうや・・と、
「じゃあ、はたいといてね。2階から掃除機かけてくるわね。」

2階まではたきかけに来ないやろう・・。
深呼吸、深呼吸・・。

2階の雨戸を開け、まど全開、押入れの戸もすべて全開。
2階に風が吹きまくる。
ふう・・・、気分転換。

再び、下に降り掃除機をかけ出すも、
「ちょっとーー、ここやってほしいねん。
   ヘルパーさん、拭き掃除なんかしてくりゃはらへんねん。」
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以前、冷蔵庫動かして、妹は腰を痛めた。
長らくお医者通いをしていた。

だまって要望に応えるも、無理はしたくない。
「はい。ここ掃除機かけて物も今ならないから、
  拭き掃除、したい人できるよ。」
・・・・雑巾を持ちながらうろついている老母にすすめる。

昔のように、大掃除はもうできないよ。
娘が帰ってると、ふと若い時にもどったような気になるのだろうか。
昔と同じようにはできないんだよ、
そういうことも受け入れてもらわないと。

お正月といっても、もう何もできない、
何もしないからね・・と常々老母は言ってるんだけど、
急にほうかむり姿で現れた時はびっくりしたわ。


それでもなんとか、掃除を済ませ、
午前中に買い物へ。
わたしゃ慣れない台所でいまさら、おせちを作るつもりもない。
ただ元旦には兄とこや、妹一家も来るので、
すき焼き材料などを買っておこうと。

まっ、ちょっとお正月の雰囲気つくりにと、
パックのおせちが売っていたので、
それをかごに入れ、おみかんを買ってと。
ふと見ると、老母がごぼうを握って持ってきた。
「たたきごぼうさんをするわ。」と。
「へえ、たたきごぼう好きやったん?。」
「簡単やしなあ。」
「いいやん。作ってつくって。私は作ったことないなあ。頼むわね。」

家に帰ると、このごろはなんでもそうなんだけど、
「あれ、どこいった?今日は何着よ?これどこやった?」からはじまる会話。
「たたきごぼうってどうするんやったっけ。」
おいおい、あんたはんが作るって買ってきたんやろ・・。

そして、また始まった・・同じ話しが繰り返され。
喜んでいるのはわかるんだけど、
なんか、大丈夫?きてるのか?あぶないのか?甘えているだけなのか?

人が来ると、しっかり対応するし、常は一人がんばっているし・・。
老父の所まで、バスに乗り換えていけるし、
ついでにいろんなお店を見つけたり、
おいしいお好み焼き屋でお昼食べたなんて話しも聞くし、
何にでも興味を持って、辞書を引いたり、
近くの薬局で借りてきたという本まで読んでたりする。

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ふう、なんにしても年寄りと暮らしたことがない私。
4日も居ると限界が・・。
今年は老両親とも、90歳を超えます。
うーーーん、これもぼちぼち慣れていかねばね。

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帰りの京都駅で、ゴロゴロトランクをコインロッカーに預けて、
歩いて東寺さんの近くの老父の施設まで行ってみたんだけど。
コインロッカーが空いてなくてね。
駅地下一階の一番奥のロッカーコーナーで空きをみつけて、
そこに入れて・・と。
でもね、コインロッカーなんて利用したことなくてね。
やり方がわからず、しばらーく機械を眺めてたりしてね。
料金システムの機械の扱い、恐々ワクワクなんとかできましたよ。
新しい機械、さわるの好きですう。
じょうずにできました。
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老父の施設まで、一人歩いて30分くらいかかりましたが、
お天気もよかったので、またまた旅人気分で楽しみました。

大勢の人の流れを見て、
皆さん元気やねえ・・と。
日頃は人混みを避けたい気分なんだけど、
なんか、人波を見て元気をもらった気がしたお正月でした。

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今年もがんばりますよ。
どうぞ、よろしくお願い致します。