むむ・・、宮内庁の管理ゆえ、なかなか参観するのもむつかしいのでありまする。
○ 一か月前までのハガキによる申込み
○ インターネットによる申し込み
○ 当日申し込み
 
何年かまえに京都御所の中に、宮内庁の事務所があるってことを発見。
その事務所で直接申込みができる。
ただし、ネットで見るのと同じで空いてたらの話しですが。
 
わたしたち、京都へ帰ってきたらなかなかネットを使えない。
スマホはまだ持っていなかったし、スマホがある今でも印刷はできないし。
 
老父の施設から実家へ行く時、その事務所へ思い切って寄ってみた。
「明日、空きがありますか。」
「修学院離宮なら朝9時、お二人大丈夫です。」
「桂のほうは?」
「満員です。」
 
直接、希望や時間など聞きながら申し込める。
そこで身分証明書をつけて申込み完了。
翌日、申込み書を忘れずに修学院離宮の受付へ。
 
わたしたちは事務所の方に直接申込みをお願いしてるから、
まちがいはないんだけれど、
離宮の受付窓口で、なんか不備?のある方がいて、
入れてもらえないらしいご夫婦?がいらした。
そりゃあさ、ネット申し込みやなんか、
われわれ年配だと勘違いもするわねえ。
 
「受付終了って画面が確かにでていましたから、申し込めてるはずです。」
  と、奥様アピールなさっていたけど・・。
「受付終了だけでは、まだ申し込んだことにはなっておりません。」
・・・・・・長らくねばって見えたけど、宮内庁相手だもの、
不備は許されない・・・・のだろう。
参観人数もきっちり決まっているみたいだし。
せっかく朝の9時に、この京都の北東の端の端っこまで、
みえたんだけどねえ。残念・・・。
 
なーんか、いろいろむつかしいとなると、他に方法がないものかと、
がぜんやる気の出るわたくし。
だから京都事務所など、見つけてあったんだけど。
 
昨日その事務所で申込みをした時に、いろいろ聞いたわさ。
当日申し込みは平日なら並べば、60人くらい入れるとか、
修学院のほうは駐車場がないけれど、
桂離宮のほうは広い駐車場がありますよ・・とか。
 
でね、4日の9時に行った時に、こんな案内板が出してあったのよ。
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で、参観終わって出てきたらすでに並んでいるらしき、
若者男性が一人いらしたのです。
あつかましいおばさんは、だれにでも普通に話しかけることができるのね。
「もう、13:30のに並ばれているんですか?。」
「はい、まあ。でも11時からの受付を済ませたら、
 13:30まで自由なんですよ。」
「はあ~ん。なるほど、じゃあ、受付の券をもらったら、
 ここを離れてもよいと。」
「はい。そうなんです。近くをまわったり、お昼を食べたりできるんです。
 
うーーん、皆よく知っている。
なるほどなあ、後からわかったんだけど、
その若者は名古屋から来ているんだそうな。
前日に天気なんかをみて、やってきたとのこと。
ふんふん、こーんな広いところ、1時間以上も歩くのに、
雨じゃあねえ。景色だって見えないし。
恐るべしっ!当日申し込み晴れ
 
その若者が近くをまわったり・・って言ったのを逃さず、
この辺は他にどんな所があるんですか?と、
地元の人間だったはずだが、何も知らなくて・・・。
離宮のあと、教えてもらった曼殊院やら圓光寺やらへ行きました。
 
そうしたら、なんと圓光寺で、その若者とまたまた出会って、
「あらー、受付できましたか?」
「はい。」
と、その紙を撮らせてもらいました。
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おう、一番やないの。
お詳しいんですね、とあつかましいおばさんは、
まだまだ離しませんよ。
大学が大阪だったので、京都にはよく来たとのこと、
名古屋で社会人をやってること、
マニアックっぽいことが好きなんです、など聞いて、
まだ桂離宮は行ってないとのことなので、
「ではまた、桂離宮でお会いしましょう。」
なんて言って、ようやくの解放。
 
反対の手には、いろいろスケジュールなどが書かれたメモ紙が
ちらっと見え、細かく、たぶんバスの時刻やらが書いてあったのでは・・と
思われる紙をにぎってらした。
うーーん、良い青年でした。
 
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