手順1.まずはBIOS改造等に必要なツールをダウンロードします
GPU-Z(搭載GPUのBIOS吸い出しに必要)

PolarisBiosEditor(GPU-Zで吸い出したBIOSを改造するのに必要)

ATI ATIFlash(PolarisBiosEditorで改造したBIOSをGPUに書き込むのに必要)

atikmdag-patcher-1.4.5(改造BIOS適応後にドライバを認識しなくなる点を回避に必要)
Radeon Software Crimson ReLive Edition Beta for Blockchain
Compute Driver
(再インストールで使うマイニングに特化したRadeon GPUのドライバ)
全部のダウンロードが済んだら手順2にいきます。

手順2.GPU-Zで搭載GPUのBIOS保存
bios1.png
画面の赤い四角で囲ってある箇所をクリック→Save to file...をクリック→これでBIOSを保存できます。
自分は、元のオリジナル用と改造用で2つのBIOSを保存しました。それぞれ、元のオリジナルはoriginal.rom、改造用はmod.romに名前を書き換えて保存しました。
必ずバックアップ用に2つは保存しておきましょう。

手順3.PolarisBiosEditorでBIOS書き換え
次に、BIOSを書き換えて改造するのでダウンロードしたフォルダ内のPolarisBiosEditor.exeを右クリックして管理者として実行で開いてください。
OPENをクリックして先程保存したmod.romを開きます。
original.romはバックアップ用に元のBIOSを保存しているので開いて書き換えないようにしてください。

下記画像の右下に1425 1500 1625 1750 2000等数字があり、そのテキストボックス内にある値をコピペしていけばBIOS書き換えができます。
mod2.png

モデルによってコピペ内容が違うので記載していきます。
コピペの際は、ペースト先の値は空白の状態でお願いします。

・RX470/480 4GBモデル
1500の値をコピーして1625, 1750, 2000に貼り付け

・RX470/480 8GBモデル
1750の値をコピーして2000に貼り付け

・RX570/580 4GBモデル
1:1500の値をコピーして1625, 1750, 2000に貼り付け 2:1500の値をコピーして1625, 1750, 2000に貼り付け


・RX570/580 8GBモデル
1:1750の値をコピーして2000に貼り付け 2:1750の値をコピーして2000に貼り付け

値のコピペが終わったら左上のSAVEを押して保存してください。

手順4・ATI ATIFlashで改造BIOSを書き込む
ダウンロードしたフォルダ内のATIWinflash.exeを右クリックして管理者として実行で開いてください。
イメージの読み込みをクリックして先程書き換えたmod.romを指定して開いてください。
開いたら、隣のプログラムをクリックしてGPUに改造BIOSの書き込みが始まります。
書き込みが終わったら再起動してください。

手順5.GPUが正しく認識されないのでatikmdag-patcher-1.4.5を使用し回避する
再起動するとAMDのグラフィックドライバが適用されないのでRadeonの設定やマイニングを走らせたりできなくなっている状態かと思います。

インストール済みのRadeonのドライバをアンインストールして再起動してください。
そして、ダウンロード済みのRadeon Software Crimson ReLive Edition Beta for Blockchain Compute DriverからRadeonのGPUドライバをインストールします。
最初のインストールはカスタムインストールで報告レポートのチェックを外し、ReLiveのインストールはスキップしてください。
下記パッチを適応しても、ドライバが認識できないようです。

※ドライバをインストール後に再起動するか選択がありますが、再起動しないでください。

まず、Radeon Software Crimson ReLive Edition Beta for Blockchain Compute Driverをクリックして普通にインストールを進めてください。
インストールが終わって最後に再起動するか聞かれるので、再起動はクリックせず閉じるを選択してください。
※ここで再起動するとまたGPUドライバのアンインストールから始めないといけず、手間が増えるので再起動はしないでください。

再起動せずにインストール後、ダウンロード済みのatikmdag-patcher.exeをクリック
「はい」か「いいえ」を選択できるので「はい」を選択すればパッチが適応されます。
再起動すると、ドライバがGPUを認識していて今まで通り使用できるかと思います。

以上にて終了です。

後は、OCで設定を積めれば更にハッシュレートが上がります。
自分のWattManでのOC設定は以下のとおりです。
コアクロック:1165Mhz メモリクロック:1955Mhz 電力制限:50%
wattman.png
この設定で最高27.300Mh/sぐらいでます。

自分のASUS ROGは6pinモデルなので設定を詰めるのが厳しいっぽいです。
サファイア等の8pinモデルだと電力に余裕がありもっと設定を詰めれそうで、搭載メモリのチップの種類も良いようでハッシュレートも伸びるようです。