船橋ＧⅠ伝統の一戦、オート祭。
本場へ足を運ばれた方からは、イベント等がもうひとつと声もありました。
ここしばらく、本場へ行けていない私は・・・・
何とも言えませんが。
５日間開催の今節、
初日終わって夜に雨。
２日目序盤は湿走路での戦いとなりましたが、
雨が上がってからは走路はしっかりと回復。
後ろのほうは良に近いものに。
そこからは、何とか持ちこたえてくれた天気。
最終日も良走路での戦いとなりました。
１０月からの後期ランク付けによってハンデ軽化した選手も。
当然、予選道中では、しっかりと逃げ切りを図っていました。
が、やはり、優勝戦へ駒を進めてきたメンバーを見ると、
実力者ぞろいとなりました。
枠番選択で決まった優勝戦番組。
１枠 早船歩 試走３．３８
２枠 浦田信輔 試走３．３３
３枠 永井大介 試走３．３２
４枠 中村雅人 試走３．３０
５枠 岩崎亮一 試走３．３２
６枠 有吉辰也 試走３．３６
７枠 高橋義弘 試走３．３５
８枠 鈴木慶太 試走３．３６
０ｍオープン、８周回の戦いです。
注目の優勝戦スタート。
浦田選手がフロント持ち上げ、ダッシュ失敗。
早船選手、永井選手、岩崎選手が飛び出してきます。
鈴木選手が内、高橋選手に接近、それを避けようと高橋選手が有吉選手に接近。
結果、高橋選手と有吉選手は大きく出遅れる形になりました。
１Ｃ進入、早船選手をきっちりとかまして行った永井選手が先頭で入っていきます。
２番手早船選手の外を大かまししていくのが岩崎選手。
２Ｃ立ち上がりではかましきって２番手に浮上。
更に、切り返しからの伸び鋭く、永井選手のインへ車を潜らせてきます。
ＢＳで完全に並びきった岩崎選手。
３Ｃ、無理なく先頭へ浮上します。
やられた永井選手は４Ｃ外目からの切り返し、
こちらもしっかりとインを捕らえ、
２周回１Ｃで岩崎選手を捌き返し、先頭へ浮上します。
岩崎選手は２Ｃ立ち上がりから外目グリップ全開。
３Ｃでは永井選手を捲りに行くかの勢いで外からかぶせてきます。
これに反応する永井選手。
開けて突っ込んだ分、４Ｃ立ち上がり、若干流れます。
そこを狙い済ましたように岩崎選手の切り返し。
３周回１Ｃで再度先頭を奪い返します。
２Ｃ立ち上がり、永井選手がもう１回岩崎選手のインへ。
ＢＳ越えるあたりで前輪までは入りましたが、
３Ｃでは突っ込みきれず。一旦車を引きます。
この両者の競り合いを後ろから追い込んで射程圏に捕らえたのが中村選手。
４周回３Ｃでは永井選手の後ろにつけました。
４Ｃ立ち上がり、永井選手のインを狙いに行きますが、
ここは直線を永井選手が伸ばし、攻めを防ぎます。
更に、後ろから浦田選手が早船選手を捌き、４番手に浮上。
前団が視野に入ってきました。
永井選手の後ろについた中村選手。
仕掛けを狙いに行きますが、
立ち上がりから直線の伸びは永井選手が良く、思うようにコーナー突っ込みが狙えません。
が、５周回ＢＳ、岩崎選手に若干詰まるかっこになった永井選手。
３Ｃの進入を車ひとつ外目に取ったところをすかさず攻め込んできた中村選手。
３－４Ｃは我慢比べ。
お互い一歩も引かず。
４Ｃ立ち上がり、永井選手を押し出すかのように開けて交わしていった中村選手が２番手に浮上。
岩崎選手の後ろをピタリとマーク。
チャンスを伺います。
更に後ろでは永井選手のインを差し込んだ浦田選手が３番手に浮上。
６周回１Ｃ、攻めのペースを落さない中村選手。
岩崎選手の一枚外目を使って入っていき、２Ｃは当然切り返し。
インをえぐりにいきます。
前輪がかかった３C進入、
迷うことなく、突っ込んでいく中村選手。
これが綺麗に決まってここで中村選手が先頭へ浮上します。
捌かれながらも、ついていく岩崎選手。
７周回１C外目にぴったりとつけていきます。
その内を狙いに行くのが浦田選手。
が、ここは外から岩崎選手が伸ばして攻めを防ぎます。
さらには、外目から中村選手に迫っていきます。
が、仕掛ける所までは行かず。
迎えたブルーフラッグ、残り１周。
中村選手はラインを外さず、１－２Cを駆け抜けていきます。
最後のチャンスを狙うべく、岩崎選手も切り返しからインを狙いに行きます。
が、攻めきれず。
最終４Cでは浦田選手がちょい差しを狙いに行きますが届かず。
その前を中村選手が堂々とゴール線を駆け抜けていきました。
優勝
中村雅人選手、準優勝 岩崎亮一選手、３着 浦田信輔選手でした。
中村選手の上がりタイム、３．３８５
中村雅人選手、優勝おめでとうございます。
今年８回目の優勝となりました。
オート祭は初優勝。
これで、船橋の記念はすべて獲りました。
通算２２回目の優勝、２５７勝目があがりました。
ウイニングランの様子。
雅人選手、かなり嬉しかったんでしょうね。
まさかの立ち乗りでのガッツポーズ。
今まで雅人選手のウイニングランでこんなの見たことなかったです。
さて、斡旋のご贔屓選手。
浦田信輔選手。
まずは、５日間の戦跡から。
１日目 ９Ｒ予選 ２０－８ 試走３．３３ 上がり３．４３３ ２着
２日目 １１Ｒ予選 ２０－８ 試走３．３６ 上がり３．４２３ ２着
３日目 １０Ｒ最終予選 ２０－８ 試走３．３３ 上がり３．４１０ １着
４日目 １１Ｒ準決勝戦 １０－８ 試走３．３０ 上がり３．４２１ １着
最終日 １２Ｒ優勝戦 ０－２ 試走３．３３ 上がり３．３９０ ３着
２日目、後ろに組まれたことによって、走路も回復。
まだ、もうひとつながらも、２着はしっかりと死守。
３日目からは、整備の成果が出てきました。
それまでとは違う、立ち上がりの行き、それが出ることによっての長距離砲炸裂。
ただ、スタートの持って行きがいまひとつ・・・・
それをもカバーできるほどの足色でしたが。
優勝戦は・・・・スタートミスが結局響きました。
このメンバーにして、さすがに頭までは厳しかったですが。
ひとつの歯車が狂うと他のものまで影響が出てしまう。
乗り手のバランスも少しずつ戻ってきているような気がします。
まだまだこんなものではないはず。
もっともっと追魂を炸裂させて欲しいですね。
次は伊勢崎ＧⅡグランプリ。
優勝戦進出はもはや、ノルマですね。
期待しています。
続いて早川清太郎選手。
まずは、５日間の戦跡から。
１日目 ７Ｒ予選 ２０－８ 試走３．３６ 上がり３．４７１ ２着
２日目 ５Ｒ予選 ２０－８ 試走３．５３ 上がり３．６３１ ３着
３日目 ７Ｒ最終予選 ３０－８ 試走３．３４ 上がり３．４３５ ４着
４日目 １０Ｒ準決勝戦 １０－７ 試走３．３３ 上がり３．４３１ ４着
最終日 １１Ｒ特別選抜 １０－７ 試走３．３２ 上がり３．４５０ ６着
今節は１着なしで終わりました。
グランプリ、若獅子、ときて、今節。
記念続きで大変だとは思います。
グランプリでの反妨で、若干走りがおとなしめになってるとは思いませんが・・・
それよりもスタートでしょうね。
永遠の課題でしょうか？
序盤の展開が作れないですからね、オープン戦になってしまうと。
エンジン自体はいい感じみたいなので、
しっかりとスタート練習を。
そして、更に追い込みの効くエンジンを。
次は地元ＧⅡグランプリ。
ここはしっかりと優勝戦へ進んで欲しいですね。
期待しています。
最後に池田政和選手。
まずは、５日間の戦跡から。
１日目 ８Ｒ予選 ２０－８ 試走３．３８ 上がり３．４８４ ３着
２日目 ７Ｒ予選 ３０－８ 試走３．５７ 上がり３．６２６ ４着
３日目 ５Ｒ最終予選 ２０－８ 試走３．３５ 上がり３．４８７ ５着
４日目 １１Ｒ準決勝戦 １０－７ 試走３．３４ 上がり３．４４４ ３着
最終日 １１Ｒ特別選抜 １０－６ 試走３．３６ 上がり３．４４７ ４着
着順結果だけを見てみると・・・・
中間着にまとまってしまいましたが、
でも、でも、確実に上向いているように感じました。
前節平からその兆候は少しずつ見えていたので、
記念は期待しましたね。
準決、最終３Ｃ。
ここで突っ込んでも、優勝戦へは届かない・・・・
が、が、
行けると思えば、ひとつでも上を目指すその走り。
外応戦の山田選手を押しのけるかのごとくの立ち上がり。
その魂が嬉しかったですね。
まだまだ現状で落ち着くわけじゃない。
勿論、レースに出るからには１着を、ひとつでも上の着を目指す。
それが見れたのが良かったです。
いよいよ季節がやってきます。
速攻も、後ろからの追い上げも、
池田選手らしい走りを見せて欲しいと思います。
次は・・・・川口、選手権ですか。
ちょっと間が空くのは勿体無い気もしますが、
しっかりとリフレッシュ、相性のいい川口で、
いい走りを期待したいと思います。