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〇あらすじ

2021年に出版され大ヒットを記録した同名ビジネス小説を原作に、AIで復活した偉人たちによる最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画。

コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死した。かつてない危機に直面した政府は最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させて最強の内閣をつくることに。江戸幕府を作った伝説の男・徳川家康を総理大臣に据え、織田信長や豊臣秀吉といった偉人たちが集結した夢のような内閣が誕生する。その圧倒的なカリスマ性と実行力に日本中が熱狂する中、アナウンサー志望の新人テレビ局員・西村理沙はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬に接近するが……。

2024年製作/110分/G/日本

※映画.comから抜粋

 

〇感想

期待以上に面白かったです!「是非、夏休みにご家族で鑑賞してください!」っていう夏休みムービーの王道だ!夕方の16時半頃の上映で鑑賞者は、中学生くらいの子供を連れたファミリーを多数確認し、全員で60人くらいは軽く超えた観客数でした。

 

映画は、色々な点でバランスの取れた映画だと思います。まずテンポが良く2時間弱の尺で塩梅が良かったです。キャスティングも内閣の偉人たちは10名ですが、メインは萬斎の家康首相、それに側近の信長大臣(GACKT)、秀吉大臣(竹中直人)で3人を偏らず上手にストーリーに落とし込んでいます。また各大臣たちも俳優の個性を生かした演出で良き塩梅。しかし、本人もそうだと思いますが竹中直人の秀吉は誰もが「また?」って思ったはずです。ww

通算で5回目の秀吉役です。大河ドラマ「秀吉」、「軍師官兵衛」、映画「熊本物語」(三池監督)、戦国ゲーム『仁王2』、今回の映画「もし徳」です。更に言うなら、織田信長、石田三成、加藤清正、徳川家康も竹中直人は演じているので、戦国5大武将をコンプリート!さすがっス!竹中直人兄貴!「心配御無用!」のセリフも「もし徳」の中で蘇っていますww

 

しかし、ただ一人、面白いので良いですが、聖徳太子(上宮之厩戸豊聡耳命:かみつみやのうまやとのとよとみみのみこと)だけが他の偉人たちとは雰囲気が独自で異なります。演じているのは長井 短(ながい みじか)、あまり知らない女性タレントですが、唯一知ってる出演作が映画「鬼談百景」の一話目「追い越し」の心霊スポットに行く女性役(車の後部座席に座っていた)だったのですが、今回の聖徳太子役のメイク、コスプレが、あまりにも強すぎて誰か分かりませんでした。また聖徳太子の異能力〝聞き分けの術〟で、記者会見時に一度に数10人もの質問に対して的確に返答していました。wwこの映画の面白さは、偉人たちの各々の異能力を現代に当てはめ、面白おかしく演出している部分です🎵

聖徳太子役の長井 短(ながい みじか)、芸名も変🎵

 

で、映画「もし徳」の最後はどのように終わらせるのか?って思っていましたが、予想外の感動フィナーレになりました。少し斜めから観ると「説教くさい!」って感じる人もいるとは思いますが、個人的には大いに反省し感動したフィナーレでした。その内容は映画館で確認してください。

 

映画で「大江戸捜査網」のテーマが流れます。これが映画館で聴ける!

 

※追記

映画冒頭で、各偉人を紹介するシーンがあり、坂本竜馬は「江戸幕府を終わらせた男」って紹介されました。徳川家を終わらせた人でもあるので、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉の前で竜馬をよく紹介できたな~って大笑いしましたww(映画では少しヒネリがあって、揉め事にはならない)

以上