新学期、始まりましたね
子どもの進級や入園に伴って

子どもの進級や入園に伴って
書類や提出物、保護者会などに追われ
アップアップな毎日です。
畳めていない洗濯物も
日に日に溜まって行く一方ですが
息子の幼稚園は新学期早々
家庭訪問があるので
先生を汚部屋に通すわけにもいかず
昨日は夜遅くまで片付けをしていました
こんなことでいっぱいいっぱいに
なっていたのでは起業なんて・・・と
先が思いやられますが、
動き始めた1歳の娘に、
毎日悪戦苦闘しています

2年半前、次男が同じくらいの時期も
こんな感じでアップアップしていたことが
ありました。
ある日、家の片付けについて
旦那と話していたら
意見が食い違って大ゲンカになり

次男を抱っこしたまま
気まぐれにバスに乗って
少し離れた駅まで行ったことが
ありました





駅ビルで気晴らしに買物をした後、
本屋に寄って、
たまたま目についた本を
一冊買って帰りました。
そのときまだ知らない作家さんの
ハードカバーの本で
確か2冊あったうちの
1冊がサイン本だったので
それを購入しました。
読んでみると、それはエッセイ本で
3歳と1歳の男の子を育てている
2児の母であった作者が
3人目を身ごもった時に
“この上もうひとり赤ん坊が加わったら
私の人生は育児に薙ぎ倒されてしまう”と
何かを始めたい衝動にかられ
小説を書き始めたという
珍しい経歴の作家さんの
子育てを通じた日常が書かれていました。
3人の子どもの子育てをしながら
好きなことを仕事にしていると聞くと
人一倍バリバリと頑張ってる
なんでもできる人を
想像してしまうのですが、
エッセイを読んでみると
本当に普通の日常が書かれていて
特に無理して頑張っているわけではなく
日々を楽しみつつ淡々と過ごしている様子に
すごくほんわかした気持ちになり
希望を持てたことを覚えています。
なんだか自分の望んでいることを
掘り起こしてくれた1冊でした。
そして表紙の裏には
作者のサインと共に
“すこしでも楽しい気持ちで
毎日を過ごせますよう
この本はきっと当たりです”
というメッセージが書かれてあり
それだけでも救われた気持ちになり
お守り代わりに本棚の目立つ場所に
置いていました。
宮下奈都さんの
“はじめからその話をすればよかった”
という本です
それから半年後、私も3人目を身ごもり
出産、子育てなど慌ただしい中で
小説などを読む時間も殆どなかったので
最近の本については疎かったのですが
先日のニュースで、
本屋大賞が決まったとの話題があり
大賞を取ったのが彼女の
“羊と鋼の森”という本とのこと
とても嬉しい気持ちになりました。
インタビューの映像は
喜びに溢れていて
思わずウルッと来てしまいました

子育てをしながら夢を叶えることは
難しく、人一倍苦労しなければ
いけないような気がしてしまいますが、
自分の心の奥底にある欲望に
目を向けて、それに忠実に行動することが
案外近道かも知れません。
子育てをしながら、
やりたいことを実現させたい方に
おすすめの1冊です
