年末年始に呑みたい「古酒」

「諏訪泉 純米酒(兎ラベル)2夏熟成」


純米燗金太郎です。

本日はクリスマスですね。

かといって、クリスマスらしい商品は売れません。

ワインやシャンパン系の商品はほとんど置いてないので、当たり前ですが・・。

クリスマスでも「純米酒」しか売れないし、純米酒の問い合わせしかありません。

そんな認知が出来上がってきた事は、ありがたい事です。


さて、今日ご紹介する古酒は、来年の干支、兎ラベルの純米酒です。熟成感たっぷりでありながら、アーバンスタイルで、あかぬけた雰囲気がある酒質です。


「諏訪泉 純米酒(兎ラベル)2夏熟成」


黒糖にナッツの香ばしさが混じる熟成香が強めにある。まろやかに練れた旨味がはんなりと口中に広がって非常に心地よい。後半には檸檬のようなフレッシュな酸が跳ねるように立って独特の存在感がある。はんなりとして、爽快な酒質。

燗につけると、旨味と酸のバランスが良く、呑み飽きしない落ち着いた燗あがりする純米酒だ。

日本料理はもとより、味わいの濃い中華やイタリアン、チーズ料理などとも合わせ易く、安心・安定の食中酒だ。

はんなりとした燗酒を愉しんでください。

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*日本酒の熟成の香りの考察

「老香(ひねか)」「生ひね香」「熟成香」とは?


私が得意でない日本酒の香りに「生ヒネ香」というものがある。


「生ヒネ香」とは、火入れしていない生酒につきやすい独特の甘い香りである。


この香りを好きな人もいれば、私の様に生理的に受け付けない人もいる。

大抵の生酒を零度以上で保存していると、2,3日ではっきりと「生ヒネ香」が顔をもたげてくる。


この「生ヒネ香」は、

「イソバレルアルデヒド」や「ポリスルフィド」が原因物質であるので、

「つわり香」「甘臭」「漬けもの臭」「焦げ臭」

などが複雑にいりまじった香りであり、ナッツのような香ばしさや、甘い香りを伴う。


この生ヒネ香がついてしまった生酒は、冷たいときには、この香りがマスキングされて呑むことができても、燗にすると極端に浮き上がってくるので、興ざめしてしまう。


 この「生ヒネ香」とは別に、

火入れした清酒が劣化した時の臭いの「老香(ひねか)」も、

成分的には「生ヒネ香」同様に

「イソバレルアルデヒド」や「ポリスルフィド」が起因する。

生ヒネ香との相違は、「甘臭」は余り伴わず、

「漬けもの臭」様の香りが強いかな、と思う。

ただ、これは私の感性であって、人によって、この香りをかいで受けるイメージは違うはずだ。

 

 また古酒になると発する熟成の香り「熟成香」もある。

いわゆる「黒糖」「ナッツ」「醤油」「みそ」などにたとえられる香りで

「紹興酒」などについている香りや、梅酒につく香りなどを想像していただければ、

分かりやすいかもしれない。


この「熟成香」を「老香(ひねか)」と勘違いされるかたが多い。

ただ、この二つの香りを完全に分けることも難しいのが現実だ。

嗅いだときの感じ方に個人差があるから仕方がない事だ。

要は、「美味しそうな、旨そうな」香りが「熟成香」であり、

「生理的に嫌な臭い、不味そうな臭い」を「老香」と分類するしかないのだろう。

 

このなかで「生ヒネ香」は、生酒なら、どの酒にもつくかといえば、そうでもないのだ。

「お米の品種の違い」、「お米を生産する農家の違い」「お米の育つ立地の違い」

などの要因により

「この農家が栽培した米のお酒は、ほとんど生ヒネ香がつかない」

という経験則がある蔵元さんもいらっしゃる。

また、「澱(おり)が絡まないお酒」は、「澱が絡んだお酒」よりも生ヒネ香が出やすいんじゃないか?・・と私は感じる。

澱成分(にごり酒の成分のこと)が、生ヒネ香を吸着して生ヒネ香をマスキングする効果があるのかもしれない。

もちろん醸造過程での杜氏さんのスキルによっても生ひね香の出現に違いが出てくるであろう。

 

このように「香り」ひとつとっても純米酒は奥が深い。


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