ちょっと仕事で、長野県にいってきました。
で、せっかくなので、ついでに謎の建築群を見てきました。


茅野市の山あいに突然現れる、空中茶室です。
その名も高過庵(たかすぎあん)。
たしかに高過ぎですね。

その隣には、低過庵もあります。


低過庵はどれくらい低いかと言うと、出入口がないくらい低いです。
じゃあどうやって中に入るかというと、屋根を横にスライドさせて天井から出入りするんだとか。
まぁ、もともと茶室ってスルスル出入りしやすいようには作られていないものですが、それにしても入りにくいですね。
高過庵も、ハシゴをかける必要があります。

要ハシゴでもう1件。
空飛ぶ泥舟(公式名称)です。
オブジェじゃなく、れっきとした建築です。
泥舟とは沈むものと相場が決まってますが、それが空を飛ぶとどうなるんでしょうね?

これらの建築を手掛けたのは、その界隈では有名な建築史家、藤森照信さん。
全国、はたまた海外にも、この独自テイストな作品が点在しています。
が、これだけ狭いエリアにこれだけ多数の藤森建築が見られるのは、ここだけでしょう。
建築好きにはたまりません。
この3件以外にも、実はまだあります。
というのも、彼の出身がこの辺りだそうで。

驚くべきは、これがまったく観光地化されていないこと。
近くに公共交通も案内掲示もなく、アクセスも最悪です。
知らないとたどり着けません。
何なら、知っていても今は立ち寄り困難でした。
何とこのエリア、2か月前に土砂災害があって、近接する道路が復旧工事真っ最中でした。
高過ぎ低過ぎ、泥舟はギリギリ土砂外でした(現地を見ると、土砂氾濫エリアはくっきり分かりました)が、同じく藤森照信作品の高部公民館は、床上浸水したそうです。
今回は公民館には行けていないですが。

このエリア、建築好きには本当に訪れて頂きたいスポットです。
復旧工事の邪魔になってはいけないので、今は行くことをあまりオススメできませんが…
私は、地元の方から土砂災害のことをお聞きしていたので、作業時間外の早朝に見学してきました。
ちなみに、不幸中の幸いで、土砂災害の人的被害はなかったとのことです。

周辺の復旧が落ち着きましたら、ぜひオススメしたいエリアでした。