勤続10年表彰でいただいていた旅行券で、私が今一番行きたい場所に行って来ました
両親の故郷でもある鹿児島
そして22年振りの「知覧特攻平和会館」
終戦の昭和20年、沖縄決戦のため、鹿児島県の知覧から特別攻撃隊が飛び立ちました
特攻という人類史上類のない作戦で、爆弾を抱えて飛行機もろとも肉弾となりました
彼らは、二十歳前後の未来ある若者達
中には、婚約者がいる人や子供を持つお父さんもいました
そんな特攻隊員の遺品や遺書や関係資料が展示されています
出撃を前に、両親、幼い弟妹、大切な人へと綴った手紙は、涙なくして読めません
読みながら溢れる涙が、ガラスケースに落ちてしまいました・・・
館内は撮影禁止でしたので、私が書きとめた、枝 幹二大尉(22歳)さんの手紙を・・・
あんまり緑が美しい
今日これから
死にに行く事すら
忘れてしまいそうだ。
真っ青な空
ぽかんと浮かぶ白い雲
六月の知覧は
もうセミの声がして
夏を思わせる。
作戦命令を待っている間に
小鳥の声がたのしそう
「俺もこんどは
小鳥になるよ」
日のあたる草の上に
ねころんで
杉本がこんなことを云っている
笑わせるな
本日13、35分
いよいよ知ランを離陸する
なつかしの
祖国よ
さらば
使いなれた
万年筆を”かたみ”に
送ります
特攻隊員達が、命を捨てても守りたかったもの
日本の平和と繁栄ではなかったのでしょうか?
何が正しくて、何が間違っているのか
小泉さん、石原さんも行かれているようです
もう一度原点に!