昔の舞台写真出てきた。 | さんまる女のヒトリゴト

昔の舞台写真出てきた。

中学の頃の懐かしい写真が出てきたので、せっかくだから思い出話を。
ちょっと長いですが、お気が向けば。

中学の頃、関西に住んでいて、地元で一般公募の市民ミュージカルがあり、演劇一筋だった私は、大きな舞台に立てる貴重な機会だからと一も二もなく参加。

その年の演目は「青い鳥」
チルチルとミチルの。




私の役はお砂糖の精。
家の中のものが擬人化して二人の旅のお供をするうちの一人。
この役回りの面々は特殊メイクが多くて、他の(通常の舞台メイクの)役柄の皆さんから大人気。
記念撮影大会が繰り広げられ、得意気に写ってるのが上の写真。




他に光の精を始め、火、水、パンにミルク、そして犬のチローと猫のチレット。

大体舞台やると、お互い役名で呼びあったりするんだけど、「火~!」「パン~!」とか呼びにくいし私に至っちゃ「砂糖(佐藤)」とまるで普通の苗字みたいじゃないか(^^;
てことでみんな「シュガー」とか「シュガちゃん」とか呼んでくれて(*^^*)

ほとんど年上の人ばかりだったので、甘ったるい感じに甘やかしてもらいました(ノ´∀`*)

そんでそんな砂糖の精の役回りとしては、道中疲れたチルチルミチルに飴ん棒を指折り与える見せ場が。




何しろ身体が砂糖で出来てるていですから、両手の指は飴ん棒になってるんですね。

ボール紙を指に合わせて筒にして布とリボン巻き付けて作った指を全部の指に着けてるので、見た目派手だけど動きづらくて(^^;



上の写真は前日の仕込みのとき。
なのでメイクはしてないのでタコで隠しときました(笑)
それぞれに家の中のあちこちの仕掛けから曲中のめいめい決まったタイミングで飛び出してくるようになってるんですが、私のは壁板に見せかけた強力ゴムを分け入って。

しかも中途半端な高さから出なきゃなんだけど、指が壊れたり取れたり汚れたりしたら困るから下手に使えなくて、しかもスモークの噴出と一緒に飛び出さないとならなくて、もたつくわけにいかないしと焦っていたら裏方さんも気付いたらしく、本番でさりげなく尻を押し出されました(^^;
おっちゃん、中学生やで(^^;
まぁ、向こうはプロだから仕方ない(^^;

まあそんなこんなで飛び出して一踊りするわけですが、振り付けの先生が踊りメインの役者は選んできてるので、私なんかは期待されてなくて、なかなか振り付けてもらえず(^^;

「先生ここ16小節あるんですけど、振り付け足りません(^^;」
「えっ、………じゃあ、これをこうして……(他の出演者の振り付けに移る)」
「………せ、先生、まだ4小節あるんです(^^;」
「えぇ~?」

そんなやり取りが繰り返され(^^;
しまいには
「そっから先適当に踊っといて」
「( ; ゜Д゜)?!」
と、素人にあり得ない指示(笑)

最後には付けてもらえたけど(^^;




そしてそのあとの、指の飴ん棒を折り与えるシーン。



私がセンターで囲まれる数少ない見せ場ですから張り切ります。
指を折るのに台本にない「変な掛け声を出す」っていうデフォルトをこっそり作り、その後の「夜の女王」のシーンでさんざんビビらされて怖がるミチルをなだめようと指を折る時に、自分もガッタガタに震えながらすっとんきょうなデフォルトの掛け声を出して密かに笑いを取るという、腹黒さを(^^;

怒られたらどうしようとかどぎまぎしてたので若干小声ではあったけど、ちょっと笑い声が帰ってきたのは嬉しかったなぁ(ノ´∀`*)

でも一つやらかしちゃったのが最後の写真。



白手袋の上にしましまの指を着けているから、折るときは指を抜き取るだけなんだけど、そしたら真っ白な指が出てしまう。

台詞で
「折ってもまたすぐ生えてきますから大丈夫、むしろ折った方がいつでも新しいキレイな指でいられるんですから」
ってあったので、演出家の先生と
「手袋の指のとこ、青ライン入れて、ちょっと生えかけてる風にしよう」
ということになり、
「そこマーカーで塗っとけ」
と言われて塗っているところ。
この得意気な表情。

そして塗り終わって、楽屋の前を通りかかった演出家の先生に
「塗りました~(ノ´∀`*)♪」
と声をかけ、私の手元に目をやった先生が一言。
「…巻きが逆だバカ。」
…………( ; ゜Д゜)!!

手袋一組しかなかったのに(^^;
やってもた(^^;

そんな中学生の思い出。
何か必ず抜けてんのな(^^;