こんにちは。この記事にたどり着いたあなたは、今きっと、胸が締め付けられるような苦しさの中にいるのではないでしょうか。

「彼(彼女)からの返信が遅いだけで、仕事が手につかない」
「相手の機嫌一つで、私の世界が天国にも地獄にもなる」
「嫌われたくない一心で、自分の意見を押し殺してしまう」

これ、すべて過去の私です。私は長い間、「恋愛依存」という名の見えない鎖に繋がれて生きてきました。

でも、安心してください。専門家でもカウンセラーでもない、ただの「恋愛依存だった私」が、どうやってその鎖を断ち切り、自分自身の足で立てるようになったのか。その泥臭い道のりと、本当に効果があった方法を、心を込めて綴ります。

1. そもそも「恋愛依存」の正体って何だったのか?

依存している真っ最中、私は「これは純愛だ」と思い込んでいました。相手をこんなに愛しているから、こんなに苦しいんだ、と。

けれど、今振り返ればそれは大きな間違いでした。私が愛していたのは「相手」ではなく、「相手に必要とされることで得られる、仮初の安心感」だったんです。

自分の価値を相手に「全投げ」していた

私の価値は、私が決めるのではなく、相手が決める。そんな状態でした。相手が「好きだよ」と言ってくれれば100点。少しでも冷たければ0点。自分の評価を他人に丸投げしているのですから、心が不安定になるのは当たり前ですよね。

「彼は私の鏡」だと思っていました。でも、その鏡が歪んでいたら、私の姿も歪んで見えてしまう。そのことに気づくまでに、何年もかかってしまいました。

2. 私が本気で「依存を直したい」と思ったきっかけ

依存を直すには、強烈な「底つき体験」が必要だと言われます。私の場合、それは親友から言われた一言でした。

「今のあんた、全然笑ってないよ。幽霊みたい。」

大好きな人のために必死に尽くして、可愛くなろうとしていたはずなのに、周りからは死人のように見えていた。その衝撃で、ようやく目が覚めました。「私、誰のために、何のために生きてるんだろう?」と。

3. 恋愛依存を卒業するためにやった5つのステップ

ここからは、私が実際に取り組んだ具体的なアクションをお伝えします。一気にやる必要はありません。できることから一つずつ、試してみてください。

① 「スマホ依存」と「恋愛依存」はセットだと知る

依存の最大の敵は、手元のスマートフォンです。通知が来るたびに心臓が跳ね上がる生活をやめるため、以下のことを徹底しました。

  • 相手のSNSのミュート(またはフォロー解除)
  • 通知設定をオフにする
  • スマホを物理的に別の部屋に置く時間を1日30分から作る

視界に入らなければ、脳が「考えること」を少しずつ休めてくれます。

② 「寂しさ」を悪者にしない

依存してしまう人は、寂しがり屋な自分を責めがちです。でも、寂しいのは人間として当たり前の感情。私は寂しくなったら「あ、今私、寂しいんだね。よしよし」と、自分を小さな子供のように扱う練習をしました。

寂しさを埋めるために相手にLINEするのではなく、温かい飲み物を飲んだり、お気に入りの入浴剤を使ったり。小さな自愛の積み重ねが、自分への信頼に繋がります。

③ 「脳内会議」を紙に書き出す

依存している時は、頭の中で「なんで返信くれないの?」「嫌われた?」「他に好きな人ができた?」というネガティブな妄想がループしています。
これを全部、ノートに書き出しました(通称:デスノート作戦)。

書き出すと客観的になれます。「あ、私、たった1時間の未読でここまで絶望してるんだ。ちょっと冷静になろう」と思える瞬間が必ず来ます。

④ 恋愛以外の「居場所」を無理やりにでも作る

恋愛依存の人は、人生というピザが1枚あったとしたら、そのトッピングが全部「彼(彼女)」になっています。これでは1切れ奪われただけで全部が台無しです。

私は、昔好きだった読書を再開したり、資格の勉強を始めたり、一人でカフェ巡りをしたりしました。最初は楽しくなくてもいいんです。「相手がいない時間も、私は存在している」という感覚を取り戻すことが目的です。

⑤ 「NO」を言う練習をする

これが一番難しかったのですが、勇気を出して小さな「NO」を言ってみました。「今日は疲れてるから電話できない」「その日は先約があるんだ」。
それで離れていく相手なら、それまでの関係。本当にあなたを大切に思っている人なら、断ったくらいで嫌いにはなりません。

4. 克服の過程で訪れる「ぶり返し」との付き合い方

順調に直っていると思っても、急に猛烈な不安に襲われて、相手にしがみつきたくなる夜が必ず来ます。これを私は「依存のデトックス」と呼んでいました。

「あー、また依存しそう。でも、これって心が新しく生まれ変わるための筋肉痛みたいなものだな」と受け流すようにしてください。三歩進んで二歩下がる。それでいいんです。一歩は確実に前に進んでいますから。

5. 恋愛依存を克服した先に見えた景色

今、私は以前ほど相手の挙動に一喜一憂していません。返信が来なければ「忙しいんだろうな。さて、私は映画でも見よう」と思えるようになりました。

この状態になって気づいたのは、「自分を幸せにできるのは、結局自分しかいない」という、ごく当たり前で、とても力強い真実です。

皮肉なことに、依存を手放して自分軸で生きるようになると、パートナーとの関係も以前よりずっと良好になりました。お互いに自立した一人の人間として、尊重し合えるようになったからです。

最後に:あなたは、愛される価値がある

今、苦しくてたまらないあなたへ。あなたは誰かに必要とされるから価値があるのではなく、そこに存在しているだけで、すでに素晴らしい存在です。

恋愛依存を直すのは、相手を忘れるためではありません。「あなたの人生を、あなたの手に取り戻すため」です。

今日、この長い文章を最後まで読んでくれた。その「変わりたい」という意志こそが、克服への第一歩です。ゆっくりで大丈夫。明日の朝、まずは自分のために美味しいコーヒーを淹れるところから始めてみませんか?

―― 私は、私。あなたは、あなた。それでいい。