９/８ マチネ@大阪フェスティバルホール
お席は梅芸ＨＰで奇蹟の戻り？席で９列センター下手より（実質４列目）しかも、前の席の方がいらっしゃらなくて、本当にクリアに全てが観えて（段差が前方席でもあるので）観やすかった～！！
大好きなヤンバルジャンに海マリにカミヤマンジョ。
コゼはこの日が今季最後のヤンバルとの組み合わせのあやかちゃんコゼ、そして初フェスティバルホールは音響よしとのことで、大阪はパスする予定でしたが、チケット取ってからはわくわくしてました♪
耳はあまりよくないので、音に集中して聴いていたら、やはり音の響きが梅芸の変な反響ではなく、大きいホール（コンサートホール）だからか音が高く響く感じで演者さんは歌うと響きよくて気持ちいいだろうなという印象。歌うまりんこさんはもともと声量があるけど、さらに出てちょっと抑えたほうが・・とオンマイオウンで思うほどでした。
そんななかで、ヤンバルはかえって歌声は抑えて、歌ではなくセリフ言葉を大事にしていて、ストプレに近い印象を受けました。帝劇が音を吸いこんでしまって聞こえずらい（と良くきく）なかで、やもすれば気持ちよく歌ってしまうとなってしまいがちなところを、歌としてとらえるのではなく、あくまで言葉として重きを置く、そんなヤンさんは本当にそのままバルジャンとして生きているのですよね。それを受け、コゼのあやかさんも”人間”として親娘としての繋がり、やりとりが演技を超えて観客にも受け取れるから、心を寄せ、私は自分の父親と重ねて涙が止まらなくなる。娘を想う、父を想う、ふたりの想いと絆。
海マリも２０１５年の時のそうだったけれど、地方に出るとどんどん強くなる、熱がさらに帯びて情熱のマリウス。その情熱にこの日は、優しさが加わっていた。ラストのお手紙のシーンでは、冷静にバルとコゼを見守り受け継ぐのだけど、この日は、コゼと同じように、バルが召されることが信じられない、行かないで・・そんな涙顔の”あなたの息子のマリウス”そんな印象でした。熱だけでなく、心の情が溢れ、エポの最期の時も涙いっぱいに（いままであまり見たことはない、鼻からも出ていてエポの顔にこぼれちゃうの？？←オペラ覗いていた友人談）哀しみ溢れていて、情に揺れるマリウスでした。
カミヤマンジョ、いままでは自身が仰せているとおりに歌に苦手意識があるせいか、声にも瞳にも震えがあって自信がない印象があったのだけど、歌声も堂々として言葉も凛として瞳もまっすぐにマリウスを仲間を見つめ見守っていて、凛としたリーダーで、みんなを民衆を並んで背中を押しながら自由をみんなで手に入れるんだ！みんな行くよ！頼もしさと親しさと神々しさとでアンジョを真ん中にし大きなヒカリになって輝く未来へと続くようなそんな明るい道しるべを感じました。あまりに素晴らしくかっこよくて涙を流しながら見ていた変な人は私でございます^_^;
フェスティバルホールは横幅があまり広くなくてキュッとしているので、センターに座ると花道はさすがに難しいけれど舞台端まで良く見えて、プルベール（りすくん）が広場でアンジョたちの配るビラを見て迷っている様（そこからメンバーに加わったというのがよくわかった）や砦の学生たちの動き、砦で僕らは死のうという死を決意した若者たちに右往左往するヤンバルと演者さんの動きがそのまま心の動きとしてとらえて、ダイレクトに心に響いてくる。。何十年と何回とレミゼを見ているファンともさんが、この回が今までで一番泣いた、心に響いたと言ってましたが、私も観た今期ナンバーワンだったと思います。だから生の舞台はやめられない！
実はカフェソングで2017年一度も泣けなかったのだけど、この日は涙が込み上げてきました。たぶん、ILMでおかださんマリウス観て、おかださんはあんなに笑いあい語り合った仲間がもういない悲しみを感じ、(おかだマリは♪ああ友よ～行くな！♪が強調される印象)海マリは、そんな仲間に対してひとり自分だけ生きていることに対しての懺悔、後悔の悲哀の慟哭さの心の声に感じられて(♪ああ友よ許せ～僕は生きている‼♪が強調されている印象が強い)辛く悲しくなってしまった。これ、ノートルダムのフロロを亡くしたあの震え咽び泣くカジモドだよね、カジモドへ心を寄せていた(ノートルダムに向け？)からよりそうだったのかなと今ふと思ってます。。。
追記:マリウスがabcカフェに息せききって入ってきてコゼの素晴らしさを語ったあと椅子に腰かけるとジョリが手首をとり脈を計るようにしていて、どうした⁉熱におかされたか？みたいなしぐさが加わっていたのがツボでした( *´艸)
大阪イベントがなければスルーしていただろう、この回。
観る機会をくださった、上山くん、海宝くんありがとう、そして素晴らしい演技を魅せてくださって本当にありがとうございます！！
心の宝物が増えました☆