ニコニコ動画でうpされたモノには「その時」迄は含まれてないようです。
私自身は、途中しか視聴出来てないけど。
産経新聞
自殺中継の男性意外な実生活 ブログで楽しげな日々つづり
2010.11.12 20:48
抜粋)
精神科医の和田秀樹氏は、「男性が躁うつを病んでいたなら、死を考える一方でこうした(=ナンパ)行動を繰り返したことも十分理解できます」とし、衆人環視の中で死を迎えた心理状態を次のように語る。
「人生最期の自己顕示欲を満たした満足感か、あるいは薬の副作用による交錯状態で、正常な思考が失われていた可能性が考えられます。いまや誰でも同様の自殺行為が可能になった以上、サイトの運営者が何らかの規制を施す必要があるでしょう」
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二極性障害(躁鬱病)には2つtypeがあり、上記記事中で産経の取材に対応した和田Dr.は恐らくⅡ型を想定したのではないかと思われます。
でもⅠ型の診断は容易ですが、Ⅱ型は診断の難易度が高く通院加療20年して最終的に確定診断となった症例も少なくない。
でも二極性障害だったなら、専用の薬物在るので適切な処方で社会復帰も問題ない。
自殺中継で自殺した男性は、あの時点で二極性障害系の処方は受けてないと思います。
ナンパ・頻繁に交際相手が変わる・sex産業に入り浸るというのは、人格障害でも二極性障害でも有り得ます。
要因は不明にせよ、少なくとも職場不適応に陥っていた事。
職場を変えるか、小刻みに休職せずしっかり休職させるか、就業先の銀行には有能な産業医がいないのかな?
自殺企図の発端は“心の拠り所”が全く無い状況になった事。
頼りたい友人に連絡して頼れなかった場合の恐怖。
過去に起きた両親の離婚と母親との不仲と所在不明の父親。
人は孤独(A.AdlerとD.Winnicottでは「孤独」の解釈が異なります)よりも孤立を感じる方が辛くDAMAGEも大きい。
この人は、中継中大声で号泣出来ただろうか?
医療従事者であっても精神診療領域が専門ないし職場でない限り、素人だと思った方が良い。
有能な精神科医も余りいない。
有能な臨床心理士も極僅か。
一般人が出来る事は、自殺行為は止めさせる・自殺企図を煽動しない、精神科受診を促す___それだけで充分。
単独で話を傾聴するとか自殺を止めるとかは、当面の支えになれる自信の有る者以外しない方が身の為です。
この人の最後を視聴した4700名の内110通報された方々、それが限界だし充分です。
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