Dominion Capital Strategies社の積立プラン(MSS / My Saving Strategies)
ドミニオンの積立について、先週友人のつながりで詳しい方に話を聞くことができました。
このドミニオンは、2020年の春ごろから日本に入ってきた、新しい海外積立投資です。
海外の積立は今までにも何社か検討してきましたが、私と妻の老後に向けた積立について考えたときに、ドミニオンが私たちにとって最適という結論に至りました。
ここでは、その時に聞いた話と、私たちがドミニオンを選んだ理由について、詳しくお伝えします。
★ドミニオン グループとは?
- 2004年にファンドマネジメント会社としてガンジー島に設立(今のホールディングスカンパニーらしい)。
- ガンジーという国を拠点、南米から展開し、2020年にアジアマーケットの展開スタート。
ガンジーはイギリスの下、フランスの上の海上にある島国。
イギリス王室の属領で、金融システムが整備されていて、オフショア金融センターとして人気が高いらしい。
ガンジーと聞いて「インドですか?」とつい私は聞いてしまい、「それはインドの偉人です」と笑われてしまったのは、かなり恥ずかしかったです…(余談)。
- ドミニオングループでファンドの組成をしており、ファンドマネジメントチームはロンドンにいる。
- プレミアトラスト(PA)やインベスターズトラスト(ITA)と同じ国際信託(トラスト)で、積み立てたお金は会社資産とは完全に切り離して分別保管・運用される。
- そのお金の保管は、アメリカのバンク オブ ニューヨーク メロン銀行(BNY)が担う。BNYは運用資産が約200兆円ある(初めて聞いたのですが、大きい銀行らしいです)。
- ドミニオン自社で積立のプラットフォームを作っており、申込からレポートまで全てオンラインでの管理・確認が可能。
とのことでした。
★比較した会社と商品
1、プレミア トラスト社のプロベスト プリンシパル プロテクション(元本確保型)プラン
2、RL360°(旧ロイヤルロンドン)社のRSP(Regular Savings Plan)
3、インベスターズトラスト社のS&P500インデックスとエボリューション
4、メティスグローバル社のインテリジェンス
5、フレンズプロビデント社のプレミアウェルス
(現在、日本人は購入できない)
6、ハンサード社のアスパイア
(現在、日本人は購入できない)
以上の6社と比較した結果、私はドミニオンを選びました。
★老後に向けた積立として、ドミニオンを選んだ理由
① 国際信託(トラスト)なので、日本人でも問題なく購入できる商品だったこと
(石橋をたたいて渡りたい私にとっては大きいポイント!)
今までにも海外積立商品はいくつか検討してきて魅力的なものはありましたが、ほとんどが保険商品でした。
保全のメリットはあるものの、保険業法に抵触する可能性があること聞いて、私には難しいと感じていました。
その点、ドミニオンは海外投資信託商品なので、銀行法、保険業法、金融商品取引法のいずれにも該当しないようです。
日本人でも問題なく購入できるということは、私にとっては大きなポイントでした。
② 運用会社が破たんしても100%の投資家資産保護があったこと
他社商品は「マン島政府の最大90%保証」、日本の生命保険保護も「最大90%」なので、以前から「最大」という言葉にひっかかりがありました。
もしものことがあったときにせっかく積み立てた資産がどうなってしまうのかわからないのは、不安要素でした。
それに比べて、ドミニオンは国際信託(トラスト)を用いることにより、顧客資産を会社資産と切り離して管理しているので、万が一ドミニオン社が破綻した場合でも資産が100%守られるというのは、かなり安心感があると感じました。
③ 手数料が衝撃的に安かった【今までの海外積立会社の半分以下~約3分の1】
毎年の手数料は1つだけで、今まで聞いた海外積立と比較しても圧倒的に安くてシンプルでした。(正確にいうと、その他に初回支払い時に25ドルの支払いがありますが。)
<ドミニオンの手数料>
1.拠出額に対して毎年1.15%の年間管理費用(積立期間が14年~20年の場合)
2.初回のみ25ドルのセットアップ費用
❊ ドミニオン側からのクレジットカード手数料はなし(支払い時にクレジットカード会社から手数料が引かれる場合あり)
私が調べた6社と比較しても、手数料は【半分以下~約3分の1】しかかからず、正直これには驚愕でした。
他社の海外積立と比べてこんなにも安い理由は、①保険会社の商品手数料と②保険会社のファンドプラットフォーム手数料、この2つがドミニオンはないからだそうです。
ドミニオンはファンドを組成している会社なので、その2点で優位性をあるという説明を受けました。
<他社の場合>
1.保険会社の年間手数料が合計で約1.5~2.0%
2.IFAにより、ファンド入れ替えなど年間手数料が約1.0%
トータルで少なくとも2.5〜3.0%の手数料が毎年かかるので、ドミニオンの拠出金(=積立した金額)にかかる手数料1.15%と比較すると、大きな違いがあると感じました。
④ 資産の保管銀行が大手であったこと(バンク オブ ニューヨークメロン銀行)
大手銀行であるアメリカのバンク オブ ニューヨークメロン銀行(BNY)が保管銀行であったのも、安心要素だと思いました。
調べてみると、銀行の資産総額1.8兆米ドル以上もあるようです。
⑤ 少額から始められ、満期年数5~20年間、満期後も運用継続可能など、自由度の高い設計であったこと
毎月の積立金額は250米ドルからでき、積立期間は5~20年間で選択可能。私は年齢的にもアラフォーなので、老後のために20年間コツコツと積立する予定です。
減額や積立の停止、途中出金も可能ということでした。
うれしいことに、満期後も複利での運用継続が選択できるとのこと。
そのときの状況に合わせて、運用継続や引き出しなど、自由に設計できるのは素晴らしいと思いました。
また契約者の死亡時には、①受益者への解約返戻金(運用時価総額)の支払いか②受益者が継続運用するか、どちらか選べるそうです。
フレキシブルな運用設計ができるので、私の老後ための長期の資産形成にはまさにぴったりだと思いました。
⑥ ファンドのパフォーマンス
ポートフォリオは、ドミニオンの12のファンドから選ぶことができます(複数選択も可能)。
2019年と2020年の実績は、思っていた以上に素晴らしかったです!
特にニューテクノロジーファンドは2019年は33%、2020年で44%以上も伸びていて、この実績には正直驚きました。
ファンドファクトシートも確認できたので、安心材料は更に増えました。
⑦ 申込手続きがすべてオンライン&日本語対応
ポートフォリオは、ドミニオンの12のファンドから選ぶことができます(複数選択も可能)。
★ドミニオンのデメリット
① 最長20年までしか選べない
月掛けの積立は、5年~20年の中からしか選択できません。
私は25年も検討していたのですが、期間が短いために老後資金として足りなくなるのだけは避けたいなと思っていました。
ただ話を聞くと、満期後も運用は続ける選択ができるということだったので、十分な期間運用してもらえそうで安心しました。
② 運用先は12のファンドから選択する
運用先のファンドを自分で選ぶとなると、迷ってしまう人もいるかと思います。
途中でファンドのスイッチング(交換)もできるらしいですが、優柔不断な私には少し荷が重く感じました。(結局自分で選びましたが。)
あまりに迷ってしまうようであれば、手数料はかかりますが、ファンド選択をお任せできるサービスを利用するのもアリかなと思いました。
③ 元本確保がない
他社では積立した元本に対して140%を確保するような商品はありますが(プレミア トラストやITA)、今のところドミニオンにはそのような商品がないのがデメリットかもしれないです。
ただ、今年に元本確保型のファンドが出るらしいとも聞きました。
ファンドのスイッチもいつでも無料でできるので、その情報を楽しみにしているところです。
★私の場合
学資以外で毎月6万円を貯金しているので、そのうちの300ドルを夫婦の将来のためにドミニオンで積み立てることにしました。
拠出(積立)金額は、20年間で72,000ドルです。
想定運用利回りが毎年8%くらい、シミュレーションでは20年後に145,000ドルになります。今の実績を見ていれば余裕でそれ以上いきそうな気もします。
満期後も運用継続できるそうなので、最終的に19万ドル(2,000万円)相当には増やせたらと考えています。
また、途中で一部の出金や満期後の取り崩しなど、自由度が高いことは本当によい仕組みだと思います。万が一現金が必要になったときに安心です。
ちょうど60才になるときに、180,000米ドル(1ドル110円換算)で約2,000万円の老後の蓄えができるので、これで妻の心配もかなり少なくなると思います。
ドミニオンはデメリットもありますが、①とにかく手数料が安く、②自由度の高い設計が可能なことが、老後に向けた積立として私自身が意志決定をした要因でした。
ドミニオンファンドのパフォーマンスも今のところ非常に良いので、今後運用結果を見ていくことも、この先の楽しみになりそうです。
将来に向けて、ベストな選択ができたと思います。
素敵なご縁とよい商品に出会えて本当によかったです!
★さいごに
ドミニオンに関して、ご相談や聞いてみたいことなどございましたら、以下のフォームよりどうぞ。
https://forms.gle/JURrzgz2ScBcS1Mm9