投稿者:OREDAYO&PRO.


以前、いわさきさんの「ハードボイルドな奴」で、BERRETA PUMA=M70にて、投稿を致しましたOREDAYO&PRO.です(ハズカシながらアレが、アタクシの初投稿でありました。)

PUMAに付いては、SEVENさんのUPされている文章が正に正鵠を付いていますが、大藪氏の作品には、この他、様々なニックネーム付きBERRETAが、登場しております。


1.BERRETA BRIGADIER(ブリガディア:氏の作品ではブリガディール表記:正式名称はM1951):

  コイツは、BERRETA社初の9MMX19MM(これも氏の表記に従いますと、9MMルーガーになりますか)を採用した銃で、強力な銃弾を使用するに当り、WALTHER P-38そっくり(イタダキ)のスライドロック方式を採用。装弾数は8発。「俺の血は俺が拭く」の主人公が、愛用しておりました。(これを進化、改良し   ていったのが「香取金狼」で登場したM92FSやM9であります)


2.BERRATA MINX或いはJETFIRE:

  正式名称/出品作品は、生憎記憶しておりませんが、元々婦女子の護身用に開発された小型銃で、使用装薬はMINXが.22SHORT、JETFIREが25ACPを採用。掌に収まるコンパクトさ、昔の中折れ銃みたいに、銃身がパックリ開いちゃう所が、特徴。


3.BERRETA JAGUAR(正式名称:M1934):

  そう、我がニッポンでM92シリーズやM84シリーズが出るまで、唯一モデルガン化されたモデルであ   ります。第二次大戦時に伊太利軍に採用された、シンプル且つ小型な銃で、装薬は.380ACP(9MMSHORT)、装弾数は8発(9発?)。戦後一時期、東京国際空港の税関警察(って、いうのかしらん?)でも一部採用されておりました。 SEVENさんが、御指摘の通り、コイツがM70シリーズの原型であります。

   …と、ここまで書いてて、ふと思い出したのですが、ウェポン・ハンターシリーズの星島が、ゼニアのスーツの下のショールダーホルスターに、コイツを吊るシーンが出てきていて(作品名は、覚えていません)「この時代に、何故M1934なんつう骨董品を?」という疑問を持ちました。


と、まぁオタクっぽい事を書いてまいりましたが、未だアタクシの心を捉えて放さない大藪氏作品上の究極のBERRTAと言えば!「沈黙の刺客」で登場した、特性のM70S、であります。アルミの特製フレームに収まる通常弾倉の装弾数が、16発。オプションに32発(60発?)特製弾倉もあり。フレームに装着された、これまた特製のセレクターを弄れば、フルオート(機関銃の様になる)射撃が可能というバケモノでありまして、コイツを片手に、九龍城跡のカスバを派手に活躍するシーンには、吃驚させられたモノです。