巨人軍で活躍し、あのSoftBankホークスの前身のダイエーホークスを弱小から、常勝軍団に育て上げた王貞治さんの番組を観ました。


王さん自身が世界記録を樹立したこともそうですが、並大抵の努力ではないのは、一目瞭然ですよね。記録もそうですが、数々の優勝や勝利を経験した名選手は、引退してからも名監督になり、今でも監督を退いてからも名誉会長として、ホークスの育成に目をかけています。


自身が優勝や数々の勝利を味わったからこそ、弱小軍団の選手たちに、勝つことを味わって欲しい、理解して欲しい、経験させたい一心でずっと一貫して勝ちにこだわり、勝ちを意識させることをやめず、諦めなかった。


その結果が今のホークスにあらわれていますよね。諦めない選手から諦めない監督として、ずっと信念をもって、取り組んできた改革。弱小時代には、ファンの不満が爆発して、フィールドにファンが雪崩れ込み、選手に卵を投げつけ、バスを取り囲むような事件も起こるくらいで。


そんな時に、ファンのとった行動をただ、批判することではなく、監督は、選手たちに思いがけない言葉をかけました。あのファンたちが本当のファンだ。ああいうファンの人たちの期待に応えることが、プロとしてやるべきこと。ああいうファンが勝ったら一番喜んでくれるんだ。


納得いかない選手もいたと思います。でもファンあってのプロスポーツ、切っても切れないのがプロ選手とファン。


王さんの視点は選手の想像の上をいくものだったと思います。やるべきことをやる。やるべきことをやるために、準備が必要。


グラウンドでは笑って、練習場では泣く。それがプロとしての在り方、姿勢である。


理解した選手の集団は精鋭集団になり、常勝軍団になる。


負け癖を取り払う。勝ちかたを学び、勝者の考え方を理解させ育て上げる。


選手としても世界一、監督としても世界一になったのは、王さんだけだと思います。


最後にこんなことも言っていました。せっかくこの道を選んだのだから、本気になって取り組むこと、でなければ勿体ない。本気になって準備をして、本気に取り組むこと。


畑は違えど、どんなスポーツからも学や気付きがあります。


明日も新しいことを発見出来るように。