「月桃」の長いたくましい葉が、居間で青々と伸びている。月桃の花からは化粧水や、ソフトな香りのコロンを抽出できる。
その葉は、年初に伺った鞆の浦(福山市)にある「茜屋」さんから頂いた。英国で感性を磨いてこられた女性経営者が、販売している商品はステンドグラス。
鞆港からの潮風が吹く寒い所で、こんなにもたくましく育つのは、お手入れが良いのか、海辺の陽射しが月桃と相性が良いのだろう。
月桃といえば沖縄。…祝い事があると、その葉でお餅を包み、「ちまき」のように香りも楽しみながら人々は食している。
ステンドグラスの美しさに感動し、裏庭で月桃に出逢った私は、沖縄と琉球ガラス、そして沖縄で何回も見たパレード「セントパトリックスデー」(3月17日が、セントパトリック司教の命日・アイルランドでは国の祝祭日)が鮮明に浮かんできた。
草木といえば、家業と公的機関の要職で多忙なM氏も、バスをチャーターして四国へ「盆栽」のイベントに出かけられた。
「商いをしていて、お客さまに愛されたいなら、自然界の草花を愛する余裕を持つといいよッ」と常々、口にされている。
話は変わるが、このところ地方都市で、地元民に惜しまれながら幕を下ろした百貨店のニュースが飛びこんでくる。
先月には、東京練馬区の「豊島園」閉園のニュースが・・・!
子供の頃から、大人になっても近くに住んでいたから、思い出が走馬燈のように頭の中を巡り、さみしさがこみあげてきた。
大プール・花火大会・縁日・ピクニック・映画館と、時間があれば出向いていた。「これも時代の流れか…」と納得するしかないのか…。
子供が小さい頃、いつでも、近場の「としまえん」が待っていた。
少子高齢化社会が進む中、ネット社会に突入し、余暇の選択肢と時間とお金の使い方が変化してきた。
そして、趣味や行動のグローバル化の加速うんぬんと、「何でもあり」の時代だから、「何でも起きる」世の中になってきた。
「思い出」は胸に残して、未来型へと「人・モノ・空間・情報」を委譲せざるを得ない市場になった。・・・(以下、略)・・・
「ストアーズレポート」2020年3月号の児玉千恵子書き下ろし連載第176「商いの実学・遊学・雑学」は、 『思い出の種を発芽させ 未来の暮らしと夢を育む』!
モロゾフ本店で食したスィーツのアイスクリームに、本物の花(パンジー)がトッピングされていた
今号の主な内容は、
◇ 行事育の大切さ~「ホワイトデー」「セントパトリックスデー」
◇ 0から出発する「春ギフト」
◇ 子供たちの未来を考える~映画『リンドグレーン』
◇ 愛と感謝のチョコ~モロゾフ本店で・・・
【プロ販売員模試】 「旬の感性&美意識の処方箋テスト」
《特集》 デパ地下 魅力化のツボ
そごう・西武/日本橋髙島屋S.C.本館/京王百貨店新宿店/東武百貨店池袋本店/
《ストレポFORCUS》
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《COLUMN》
☆金田祐吉〈商いは草の種 69〉 「地域と共に生きる」を貫く
☆三田村和彦〈令和四文字熟語 124〉 「引算経営」他
☆キティこうぞう〈心の健康を鍛える 124〉 アズイフの法則
☆羽根浩之〈百聞一論〉 小売のサービス化
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