先月に行った西洋美術館の常設展のまとめです。
その前に、この素晴らしい内藤コレクション展。Ⅰをたまたま見たときにその美しさと技法に魅入られました。
今回その内藤コレクション展Ⅱを見ることができました


人の手で一文字ずつ丁寧に綴られた中世の写本。
字もさることながらかわいい絵や色使いも素敵です


常設展の新規所蔵をメインに。
初っ端から凛々しいユディト。クラーナハの「ホロフェルスの首を持つユディト」クラーナハは全く同じ構図でサロメも描いています(単に剣があるかないか)
解説にも書いてあるんですがクラーナハの描く女性ってどれも蠱惑的ですよね。

オレンテ「聖母被昇天」はっきりとした色使いのインパクトが強かったです

アドルフ・ブグローの2作品。このブグローは印象派メンバーたちを悉くサロンから落選させてた重鎮だったようですね。確かに古典的な作風です。

スイスの美術館から4億円で購入したマネの「嵐の海」
もともと松方コレクションのひとつであったものを西洋美術館が取り戻したともいえます。
まさらに戦乱の「嵐」を乗り越えてまた日本で見ることができるのは感慨深いですね

新規所蔵ではないですが、私が最近気になっているモリゾの作品を見つけました

「黒いドレスの女性」オペラ座とかに行くのでしょうか?すてきだなぁ…

2016年にルーブルで発見されたモネの「睡蓮、柳の反映」破損がひどくてリストにも載っていなかったそうです。2017年に松方家から西洋美術館に寄贈。

日時指定が必要なので東京にいながらもなかなか気軽に行ける状況ではありませんが、美術はやはり私の癒しです
