待ちに待っていたロンドンナショナルギャラリー展が開幕しました

世界初の大規模展で61点すべて日本初来日です。
ギャラリーの設立200年での世界初





オリンピックが東京で開催が決まったことがこの展覧会の招致のきっかけになったことを考えると、一概に五輪を批判することは私にはできません。もっとも、スポンサーなどの商業的偏りが大きくなりすぎていることは早く是正して本来の「平和の祭典」として生まれ変わってほしいです。
今年の展覧会で一番楽しみにしていたのがこのロンドンナショナルギャラリー展で、前売り券を購入していました。6月18日から6月21日まで前売り&招待券を持っている人のみが入場できたので代休をここにあてて大雨の中、見てきました。
テーマごとに分かれていて15世紀から19世紀のイギリスの絵画へのアプローチがわかりやすく、館内の落ち着いた色合いも素晴らしかったです。
初っ端からクルヴェッリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」この作品、マリアよりも他の人物や緻密な建物の描写に目がいってしまうのが面白いんです。
今回のメインのひとつであるゴッホの「ひまわり」
花瓶にゴッホのサインがあるのは7作あるひまわりのうち2つだけ。その中の1つです。
ナショナルギャラリーの館長はこの「ひまわり」をオリンピック開催に寄せて喜びを込めた贈り物と言っています。オリンピックは延期、また中止になってしまうかもしれませんが、コロナで落ちまくっている心がこの「ひまわり」で少し浮上できました

今年SOMPO美術館がリニューアルオープンになるのでSOMPO美術館所蔵の「ひまわり」も早くみたいですね

もうひとつの目玉フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」
魅惑的な女性の表情もすてきなのですが、このドレスのドレープとか艶やかさにうっとりしてしまいました。
今回この2作品以外にポストカードを買ったのは…
ジョン・コンスタブル「コルオートン・ホールのレノルズ記念碑」調べてみると王立芸術院の初代会長印の記念碑で両側の像はミケランジェロとラファエロだとか

この後西洋美術館の常設展もぶらり。新所蔵作品も何点かあったので別記事にしたいと思います

4ヶ月ぶりの美術館は一番馴染みのある西洋美術館で本当に嬉しかったです。美術館は基本しゃべりながら鑑賞するものではないので(ただ換気はあまりないですね)コロナの影響はないように思います。
ただ日時指定は今後どんどん実施してほしい。今回も整理券のおかげでかなりゆったり見れました。ゴッホのひまわりをこんなに長く最前で見れることはなかなかなかったです。
まだまだコロナの影響は続きますがこうやって少しずつ日常が戻ってきたのを実感できるのは嬉しいことですね
