草なぎくんの舞台を見るために横浜に行くのでその前にそごう美術館の「樹木希林」展へ行きました。

たくさんの貴重な写真や私物が展示してあります照れ
ご家族の写真館で撮影したポートレート
自筆のノートの希林さんの絵の上手さびっくり

こちらも希林さんの作品。プロかと見紛うほどの素晴らしさ

自宅はすっきりとしてとても居心地が良さそう
実際に会場で座ることができるいす。希林さんが編んだカバーがかかっています。この毛糸も古くなって着なくなったセーターなどを利用したもの。
娘の也哉子さんの結婚式の際に着用したもの。
着物を洋服にリメイクしたり、打ち直したり。とても大事に着物を扱っていました。

着物好きな人は必見ですおねがい
こちらも仕立て直したり、ご自分で染めたりしたのですってびっくり

樹木希林さんの出演作はどれもとっても味わい深いものですが、好きな3作品。まずは「日々是好日」今月の「茶道雑誌」に載っていたのですが希林さんは全く茶道の経験がなく、また散々周りの方にかなり前からお稽古を促されてもされなかったそう。実際前日にお手前を何回も見て翌日ほぼ完璧にされたとかびっくり(濃茶の練り方だけは相当苦労されたようでした)茶道をやったことがある人はわかると思うのですが所作を流れるようにできるまでにはそう簡単ではありませんえーん
映画を見て私はずーーっと希林さんは茶道を嗜んでいるものとばかり思っていたので本当に驚きました。

「あん」もかなり涙しました。ハンセン病だと知らないで見たので尚更感動が深かった。人間の尊厳や心の奥に潜む差別の根深さ。希林さんの演技に心を揺さぶられまくる傑作です。

「歩いても歩いても」希林さんのどこにでもいそうな普通のおばあちゃんが演じられるというか「そのもの」として存在するのはどの作品を見ても驚きでしたかないです。
若い頃のファンキーな希林さんもいます。そして旦那さんの裕也さんとの関係もまた面白いですよねニコニコ
大切にしていた品も多数展示されていましたニコニコ
また希林さんが生前話されていた言葉や足繁く通った京都の寺の企画もあり見応え満載となっています。

希林さんのように、すべてを受け入れられる受容的な人間になりたいですが、私は年を重ねても無理だろうなぁと思います。
類い希なる俳優でありながら常に一般の目線で自分も物事も俯瞰できるのはすごいことですよね。まだまだしばらくは希林さんの人気は衰えそうにありませんキラキラ