終業式。


そんなクリスマス当日を迎えた僕、軽い連続更新などで疲れを見せつつも大掃除では自クラス他クラスの掃除を手伝うほどの働きっぷりで大いに学校の美化に取り組みました。なんなんだこの気合はァー!

まぁそんな感じのテンションで隣のクラスの掃除を手伝いつつも、友人と雑談をしていると近くも遠くもないところからそのクラスのマドンナ的存在と思われる人物の会話が聞こえてきました。正直友人との会話に集中してなかった。すまない。


マ「昨日は疲れたなー。頑張ったもんなァ。」

女「へー、マドンナちゃんってバイトしてたんだ。」

マ「ううん。してないよ。」

女「じゃあ何で疲れてるの?」

マ「ちょっと彼氏とね♪」

何ィ!?マドンナちゃんに彼氏にいたことに対しても驚いているけれど、彼氏と何があったというのだー!!もしかして体と体を交えての生命誕生の神秘的儀式でもおこなったとでも言うのか!あーん、それともちょっとした喧嘩か何かしちゃったのかな?まぁそれはそれでその彼氏に苛立ちを覚えるけど、前者だったらそろそろ僕も本気になる。


その他のクラスでも掃除を頑張った僕は、それらの友人から昨日何していたのかを聞いて回った。

男A「あー、昨日?昨日はEくんとかと渋谷行って遊んでたりしたよ。」

誘えよ!もしかして僕ハブか何かなんですか?


男B「彼氏がいなくて寂しいとか言ってる女の子たちと合コン?みたいなやつやってたよ。」

誘えよ!もしかして僕ハブ何ですかね~?

男B「まぁそれで一人の子といい感じになってー、まぁ初めておっぱい触ったね。うん、ありゃいいようん。神秘のやらかさですよありゃー。」

まぜろよ!クソチクショー!!


みんな何かと楽しんでいたように思えるクリスマスイブ。僕はこんなにつまらない(とはいってもずっとDSやってて面白かったっちゃ面白かったですけど)イブを過ごしてたというのに何なんですか。信じられん。そう思った僕はこんなつらい思い出なんて振り返りたくないと思って風景を見るために屋上へ向かった。12月のビル風が僕の頬を吹き抜ける。なんだかとても寒かったけど心地よかった。遠くには都心のビル群が見えている。昨日カップルとかはあの辺でずっこんばっこんやってたんだろうなと思って足元を見てみると使用済みコンドームやその包装紙が捨てられていた。学校に安息の場はないのだと思った。
プレゼント交換・・・僕の作ってきたプレゼントに番号がつけられ、教卓の上に集められていく・・・


先生「えーじゃくじびきに書いてある番号でプレゼントが決まります!では出席番号の早い人から引いていってください。」

最初で泣くこともなく、残り物でも泣くことのない僕の出席番号はいいなと思いました。ご先祖様に感謝感謝。最初のプレゼントはなんなんだー?

Aさん「げ、ゲームボーイポケット!!?」

!!!!!
な、なんだと?こんなちっぽけなパーチーごときに、そのころまだ主流だった携帯ゲーム機「ゲームボーイポケット」をだと!?信じられない・・・今で言うとDSをそんな遊び感覚の場でただで出しちゃってるわけですよ!?いいなー僕もそういうのが欲しいなー。っていうか高級感出しすぎだろ・・・僕の引いちゃったやつとの差が激しいんじゃね?とかふざけ半分でそんなことを思っていました。

持ってきたプレゼントが出てきちゃった人は挙手する暗黙のルールがありました。そのゲームボーイポケットもお金持ちとうわさのあの子が持ってきたものでした。しかし、次から次へと手編みマフラーやらそのころはやっていたツルツルのドロダンゴ(どうやって管理してたんだ?)など、なかなか手の込んだものでした。だんだん自分のプレゼントがクソだと気づき始め、冷や汗をかき始めました・・・ハァハァ・・・こんなところから抜け出したいよホント・・・

で、最後の最後まで僕のプレゼントが出てきませんでした。最後のプレゼント受け取り主はクラスの中でもなかなかのやんちゃっこWクンでした。クソな包装を開けて、手に取った瞬間、僕は凍りつきました。

「この工作用紙で作って適当に色塗っただけの箱作ったの誰だ?ハハハー!」

すいません僕です・・・でもそれペン立てですよ?・・・しかし挙手するわけにはいかなかった・・・こんな辱め、誰が遭いたいというのですか!!!しかし今まで全員が挙手してきたため、消去法でやっていけばいずれわかるもの・・・そのやんちゃっこWクンはみんなに貰ったプレゼントは誰が作ったものか聞き始めました・・・終わった・・・何もかも・・・と思った瞬間でした。

「一生懸命作ったものに文句つけないの!!」

それはそのころ学級委員をやっていたEさんの言葉でした。Wクンはさすがにタジタジで自分の席に戻っていった。そんな心強いEさんに僕はいずれ恋をするなんて、そのときは思ってもいなかったのです。
クリスマスパーティーがはじまった!


違うクラスのヤツが廊下からチラチラ僕らのクラスをのぞいている。「何やってるんだあいつら。」とかいう目で見ている。お前らのクラスは先生がくそでよぉー、こんなに楽しいことできないんだろ、へへへ、みたいな優越感に浸っていたんですけど、この優越感からどん底へ落ちるのにはそれほど時間はかからなかったのです。


まぁパーティーというからには食べ物が出てこないとはじまりませんよね。でも生徒が何か食べ物を持ってくるのはバレンタインデー以外禁止(本当はバレンタインデーも持ってきてはいけないらしいんだけど、男性教師が女子生徒からチョコレートをもらったりしてチヤホヤされるからその辺は甘いんだとか。うーん、大人も子供も変わらんな~考えてることは。)なので、先生が朝家で作ってきたおにぎりで何とか間を持たしているみたいだけど・・・クリスマスにおにぎりって。

「食事はおにぎり~?ケッ!おれは男子小学生だよ…!『おにぎり』なんて女子供の食う物なんて チャンチャラおかしくて… ンまあ~~い

意外においしかった。おにぎりの握り加減や、塩加減、さらには具がごはんを、ごはんが具をあきさせないちょうどいい量の加減もほぼ完璧だった。僕も将来ああいうおにぎりを握ってみたいと思ったほどだ。ちなみにおにぎりを握りのが好きになったのもそれ以来だ。


そしておなかもちょっとだけ満たしたあと、プレゼント交換の時間がやってきた。