最近やたら「○○が食べられない自慢」してくる奴が多い。
「おれってさー魚食べられないんだよね。あの淡白な味というか、まぁだいたい食わず嫌いだけど」
「私野菜全般食べられないけどもやしだけは食べられるんだよね。あ、豆つきもやしはむりだけどさ」
子供か!
自慢になってません。別に自慢なんかじゃないんだからね!と思っても、他人に自慢と思われた時点でそれはもう自慢以外の何物でもありません。たとえば、
「おれこの間飲み会でさー、酔った女の子とキスしちゃってさー」
と、飲み会での出来事を彼はただ説明したいだけなのに、他人から聞いたらなんだよ自慢かよくそ死ね、と思うのといっしょです。本人がどう思おうと、受け取った人が自慢と思えば自慢なんです。だから食べられない~という話も自慢でしかないと思うのです。
それを聞いて僕らはどうすればいいのか。
僕らは○○が食べられない~と言われたお母さんでもお父さんでもありません。でも一応、えーおいしいのにとかこうすれば食べられるんじゃないの?などとコメントしてあげますがたいてい
「そうじゃないんだよ、根本的にまずくて食べられない。あと食感」
などと一蹴されてしまうのです。こう言われると、「はーそうか、大変だね」などと諦めたような態度をとりますが、心のうちではゴウゴウと怒りが燃え上がっています。だったら知らねえよ自分で解決しろ!と。
僕の客観的な感想から言うと、こういう食べられない自慢する人はたいていわがまま、自分勝手、エゴイストだと思います。自分の意見を適当に押し付け、こっちがフォローをしようとすると知るかよおれはおれなんだよ、という態度をとられます。大変いらだたしいのです。彼らにどう立ち向かえばいいのか、真剣に考えてみた。
①「○○大好きなんだよね」自慢
おそらく一番効果的ではありつつも、効果が示されない場合いらだたしさは倍増してしまう可能性があります。みんなが嫌いと思われる野菜ナンバーワンのセロリとか、「おれセロリ大好きなんだよね~、あれはおやつとして食べられるわ」などと自慢げに話すと、その反論が痛いです。さらに○○食べられない自慢をする人はたいてい食が偏っていますから、一般受けのあまりよくないへんてこなものを大好きなんだよね自慢される場合があり、その引き金となってしまう場合があるので危険は高い。
②嫌いなものであえてパーティする
リア充的発想。ブロッコリー食べられないー><とかいうお友達の誕生日などを祝う際には「スーパーサプライズパーティ♪」などと称してブロッコリー入りのピザやブロッコリー入りのシチューなどをふるまってあげよう♪一年に一度の誕生日、みんなに祝われるとなっちゃあ相当な空気を読み間違える人ではない限り我慢して食べてくれることでしょう。それをみんなで「ささ、遠慮しないで。食べて食べて」と忘れたふりをして、にやにやしながら見守ってあげましょう。ただの仕返しですが。
③食い付かない
「○○食べられないんだよね~」
「あそう。おれは食べるけど」
「えっ、マジで!?あれをおいしいって感じるわけ!?」
「いや普通」
「普通ってお前あんなん人間の食べ物じゃないぜ」
「だとしたら世界中でありあまってるよな、ただで買い取る」
「うわ~そんなやせ我慢しちゃって!食費けちる気かよ」
「ああ、そういう認識ならな」
「……(だめだこいつ、全然食いついてこねえ…!もうこういう話ふるのやめよ)」
とね、これは僕の復讐なんだ。両親からも嫌いなものは無理やり食べさせられ、小学校の給食などでも都内の学校では珍しいとは思いますがお残しは許しまへんでスタイルだったので、僕は基本的になんでも食べられるわけですが、ホントは食べなくてもよかったんじゃないか!と思わせるような行動をしている人に向けて個人的な復讐心というか、嫉妬心みたいなのが働いちゃうわけです。それでも親にいまだにお前は野菜あんまり食べないんだからブツクサブツクサと言われてこっちは耳にタコどころかフジツボができました。これを今夜はつぼやきにして食べてみようと思う。好き嫌いイクナイ!