携帯電話を考えたやつは、今大儲けなんだろうなぁ~。



だってさ、何するにも今って携帯電話がいるじゃないですか。電話をいつも携帯しておくっていう発想は子機すら少なかった時代になかなかできるものではなかったと思う。これがこう縮まって持ち運べたらなぁ…って考える。どんな柔軟な脳みその持ち主なんだろう。プリンのごとくやわらかな脳みそ。脳みそプルん。僕が今何か持ち運べて便利なものってあるかなーって考えたときにやっぱりはじめに頭に浮かんでくるのはゴリラでした。外にいて待ち合わせしてるとき、相手がなかなか来なくてなんだかさみしいなと思った時鞄からケーゴリを出す。ウホウホ言いながら警戒してるのかドラミングしていながらも、こっちはひねりつぶそうと思えばいつでもできるんだぞという、完全な上から目線に立ち、どんなにあがこうとも無駄なゴリラを見ながらほくそ笑むのです。「うふふ、今日もウホウホ言ってる。」とか言いながら。


友達関係も、恋人関係も、まずケータイ番号を知るところから始まりますよね。僕にとってはそれがかったるいというか、それがなければ友達にも恋人にもなっちゃいけないんですかと思うわけなんですよ。ケータイ電話があるメリットというものはよくわかるんだけれども、それが人間関係を希薄にしちゃってるんじゃないかなと思っちゃう。この世にはケータイ電話だけで頑張る恋の形もあるかもしれない。そういう人も僕は数多く見てきて実際少なくはないとは思う。けれど、そういった恋に関する漫画が極めて少ない(というか存在しているのか?)のはなぜ…?それは面白くないからだ。漫画でのラブストーリーにケータイ電話は必要不可欠ではない。使われている漫画も多いものの、それが大した意味を持っていない場合がほとんどであろう。むしろこの世界にはケータイは存在するのか…?と思うようなものも(河下作品とか河下作品とか河下作品とか)。そうケータイ電話は人生をつまらなくする。ケータイ電話のなかった世界に、僕は行きたい。二次元へ。



ということでこの夏休みはめちゃめちゃ暇だったんで漫画ばかり読んでいました。この夏に読んだ漫画を振り返ってみます。お勧め度とともに。



・アイアムアヒーロー(1)(花沢健吾) ★★★★☆

この人の作品は僕をだめにする・・・っ!ボーイズ・オン・ザ・ランやルサンチマンで知られる花沢先生ですが、どうしてこうも主人公を不幸にさせるか・・・!目を背けたくなるけど、決して頑張れなんて思わないけれど、彼らを見てるとどうしても自分がこうなんじゃないかと思わせてくれる。

今作はホラーみたいです。一巻に関しては序章なのかわかりませんが核心に触れるのは最後の10ページあたりだけみたいですが、その最後の10ページがもうトラウマ。トラウマイスタ発動できるかもしれない。でも読んでほしい。知らないで終わらないでほしい。



・アニコイ(1)(ゴツボ×リュウジ) ★★☆☆☆

なんか話が思っていた通りすぎて逆にがっかりというか、まぁそんなこと言ったら作者様に大変申し訳が立たないところではあるもののやっぱりそれ以上の期待をしてしまった。自分の中で勝手にハードルをあげておくなんて漫画読みとしてやってはいけないことをしてしまった気はするが…

とりあえずイノコかわいい。それを皆さんに知ってもらいたい。



・BILLY BAD(1)(浦沢直樹) ★★★☆☆

前々作「20世紀少年」の衝撃のラストを読んでから早数年立ちましたが、そのショックからなかなか立ち上がれず結局「PLUTO」も集めきれずにいました。そしてまた新作が本屋にババンと並べてあって、これはいかがなものかととりあえず様子を見ていたものの…やっぱり買ってしまいました。

実際読んでみると…めちゃくちゃ面白いですね。いややっぱりあのどうなるんだろ、どうなるんだろっていうワクワクドキドキがこの人の漫画にはある気がするんですよ、といってもそんなに読んでるわけじゃないんですけど。ただこの一巻を読んでいる限りは、まただまされるのかなと思っての星三つ。



・第七女子会彷徨(1)(つばな) ★★★★★

日常系漫画が最近のマイブームです。よつばと、それ町、ザワさん…やっぱりかわいい女の子の日常って目で追ってみたいものじゃないですか。よつばとくらいの幼女ってのはなかなかやばい気もしますが。

この漫画は非現実的なことが日常的に描かれています。だから怪物があらわれてもそんなにパニクりませんし、同級生が死んでも死後の世界があるってことが発覚してるからだれも心配しない。そんな世界を美少女(?)の二人がただ毎日を暮らしてるという漫画。とても心に残るエピソードがあるものの、作者本人はギャグで描いてるときてるから末恐ろしい。超おすすめで学校始まったらみんなに読ませたい。



・プラスチック解体高校(全2巻)(日本橋ヨヲコ) ★★☆☆☆

少女ファイトとG戦場で有名なヨヲコちゃんの連載デビュー作。独特な絵に独特なセリフ回しに、現在のヨヲコちゃんがいかにして磨かれていったか知ることができる漫画。ただ若干おしゃれ漫画なにおいを感じた。なんかさー性がなんか軽いんだよねー、まぁ僕が重くとらえすぎなのかもしれないけれども。結構ヨヲコちゃん漫画にありがちな傾向だと思う。次の連載作の極東~も。少女ファイトもねーまぁそういう風ではあるけれども、あれは性器をなんか泥で塗りたくって人間関係を泥で塗りたくって過去とかも全部泥で塗りたくってる感じだから、ドロンドロンでどろだらけな感じが僕は好きなのです。ただそれがこの漫画には少なかった。面白いけどね。



・ノノノノ(7まで)(岡本倫) ★★★★★

もともとスキージャンプ好きだったんですよ。長野オリンピックのときとかすげえ真似してたよ原田の。でも最近はその存在すら忘れかけてたけど、この作品でスキージャンプ熱いな!って思った。

まぁねーツッコミどころは多々あります。特に過去のあたり。最初は過去のあたりをぼんやりとしか考えてなかったのかもしれません。卒業証書のクラス写真のページに、下の学年のも全員分載ってるのとかどうなの?普通じゃないよね?でもでもそんなツッコミどころもなんのその、ジャンプのシーンなどは毎回手に汗にぎりますよ。ノノがかわいそうすぎる境遇と、尻屋のナイスキャラ。あの過去編の矛盾などからこの作者は天然と見た。そして天才型と見た。だからこそ熱い。そんな漫画。



・7SEEDS(15まで)(田村由美) ★★★★★

少女マンガは手をつけない主義だったのですが、この漫画は別です。なぜなら内容は少女の読むような内容ではないからです。

漂流物、と言ったらいいんでしょうか。世界が崩壊した未来に突然ポンと送られて、生態系の変わった世界でどう生き抜くかという話です。正直エグすぎます。特にしょっぱなはかなりきついものがあって中盤から日本中を駆け巡っていってだんだんとエグさは抜けていきますが、こんどは人間の心の汚さが…と今年のトラウママンガ、アイアムアヒーローと並んで筆頭です。だけど…めちゃくちゃ面白い。この作者やばいだろ、どんだけ生態系やらなんやら調べ上げたんだろうと思うくらいの情報量。そして主人公級のキャラクターがめちゃめちゃ多いなかで全員が全員無駄に個性を持っている。

漂流物といえば誰しもが頭に思いうかべるのは漂流教室でしょう。あれがひどくエグかった…。そして昨今ですと、最近ドラマにもなっていた「漂流ネットカフェ」あたりがあるでしょうか。あれも漫画を読みましたが、面白いですよ。ただ何かがたりないと感じるのはやっぱりネットカフェという一応安全な場所があるからではないでしょうか。マガジンにもやってますね、「エデ○の檻」。正直めちゃくちゃつまらないです。7SEEDS読んだあとだから仕方ないのかなと思ったけど、それとは違う。ただ内容がひどいだけであった。

ただ…万人がうけつける絵ではないです。そう、絵で判断されちゃう漫画だと思うんです。でもジョジョもそうだったでしょ?みんな絵がだめだから読まなかっただろうけど、芸能人で読んでる人が多いみたいだから…って読んでみたらめちゃめちゃ面白かった~っていう感じでしょ?僕も若干そう。だから昔あんなに安売りしてたジョジョも、ブックオフで300円で売るようになりました。量は非常に少ない。この7SEEDSもそう。絵に慣れてしまえばかわいいものです。あんなに不細工だと思っていた女性キャラが最近かわいいです。男ははじめからイケメンだった。イケメンだらけだよ。でもお勧め。




結局携帯電話なんかいらないんですよ。僕が好きな子に好きな漫画を貸す。その間に、いついつどこどこで遊ばない?っていうメモをはさめとく。いつかその子から漫画が帰ってきてメモの裏にじゃあいついつどこどこに待ち合わせしましょと返事が書かれている。それでいいじゃないか、それだけでいいじゃないか。待ち合わせに彼女が遅れたらケーゴリを見てほくそ笑む。それでいいじゃないか、それだけでいいじゃないか。絵文字顔文字でつくろったかわいいメールが打てなくても、いいじゃないか。だから、みんな、漫画、読も?