せっかく「う」でうんこ回避(下ネタ回避)したのに、「し」でしびんを持ってくる僕。よほど下ネタに執着しているかお分かりでしょう。



僕は小さい頃何度も入院していたんです。最初の数回の入院はまぁ立ち歩いても平気だったんですけど、その時の入院はその部屋から出るの禁止されていまして、軽い隔離状態とも言えたわけです。トイレもその部屋にはなかったのでしびんを使って用を達していたわけです。


僕の場合、家にいるときは便秘知らずで腸のほうはなかなか健康体とも言えるわけなのですが、旅先などではまったくこの腸が働かなくなってしまうのです。うんこをすることを拒み続けるのです。旅先でたまった腸内のうんこはおみやげのごとくお持ち帰りしてしまうわけなのです。



入院でも同じです。慣れない環境に、薬臭さ。まさに僕の便秘を引き起こすのには絶好の環境下にあったわけなのです。おしっこさえ出していれば何も問題ない、そう思っていた時期が僕にもありました。


しかし一週間以上の長期の入院となるとそういうわけにもいかなくなるのです。いくらなんでも腸でのうんこ貯蓄量は限界を迎えてしまうわけなのです。便秘よりかは快便の方がいいということはわかっているのですが、この隔離状態の中です。うんこをしたくなったら看護師さんの人にそのうんこを宿題の如く提出しなければいけないわけです。その辺は割り切ってしまえばいいものの、ものすごく恥ずかしがり屋の僕は「自分のうんこは誰にも見せたくない」という感情が芽生え始め、もうここまで来たら今回もお持ち帰りするんだ!という気持ちになってしまうのです。しかし…



貯 蓄 量 1 2 0 %


限界などとうに通り過ぎています。もう気持ちの問題でした。しかし、あまりの腹痛に気持ちも折れてしまいました。もううんこをしよう。お持ち帰りなんかせず、もうここは割り切ってしまおう。そう思ったのです。うんこをしよう、そう思って立ち上がろうとした瞬間、僕は思ったのです。


うんこってどうやってするんだろ…?


うんこの仕方を忘れた!とかではなく、おしっこはしびんに出すとして、うんこはどこへ出せばいいのだろう…?そう思ったのです。普通ならばナースコールかなんかをしてうんこしたい旨を伝えればいいものの、もう一本からのしびんを持ってくるよう要求したのです。最後の最後まで割り切れなかった僕は二本のしびんを使ってうんこをしようと思ったわけです。まぁ一本だけでも済みそうな話ですけど、うんこをするときってたいていおしっこも一緒に出てくるじゃないですか。(あれ?これって僕だけ?)あれをカバーするためのもう一本。


ハタから見たらそれはシュールな光景だったでしょう。
sibin

しばらくしてしびんを回収しにきた看護師にめっちゃ怒られた。そんな入院ライフ。

ほんとはうんこ用のおまるみたいのがあったらしい。それはそれで恥ずかしい。



しりとりエッセイ次は→「ん」


ん?待てよ、終わってしまった。終わってしまったのか!